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ご当地怪談

書こうとしてました。下書きに8割くらいまでは書いていたので、その部分を推敲して……

ちょっと待てよ。
あまりにもリアルすぎるんじゃない?

それと県のなかでも場所をぼかそうにも、
書いていくとかなり限定されてしまう、
あまりにリアルすぎて。

なので、書こうとしていたリアルな背景から。
戦国時代、豊臣秀吉のころですね。
四国討伐です。
土佐の長宗我部氏、伊予は河野氏。
そのほかにもいろいろ。
で。


私が書こうとしていたのは、
小学五年くらいの遠足の目的地に行く過程で見かけた、鎧兜の武士……の、幽霊。
その日の天気は曇。今にも雨が降りそうな。
ある十字路で、反対側の押しボタン式信号機のそばにその男は佇んでいた。
見かけたのは、その日だけじゃなく、
天気の悪い日、徒歩でその辺りを通ったときだけ。
車から見かけたことはない。
大人になってからは見ていない。
その場所からすこし離れたところには、
港がある。
その近くには河野氏のゆかりの城址も。

てっきり。
鎧兜の武士がみえたから、古戦場なのかなー、
まあ、あちこちに河野氏ゆかりの城址あるからなー、くらい、軽く思っていたのです。
悪さをするわけでもなく。
佇むだけ。
ただ、すごく、悲しい雰囲気をまとっているなあ、と。

この話を書くにあたって、
河野氏をさらっと調べたら、
道後温泉近くにある湯築城。
いまは城址だけど。
河野氏は、小早川隆景に降伏。
その後、湯築城を去り、広島の竹原に向かうため港へ向かった。

いろいろつながるのでびっくりするやらなんやら。

鳥肌たちました。

四国討伐の関係の武士だろうなあ、
中学生くらいになってから歴史がより好きになり、ゆるく?それで納得していたんです。

だから、この武士の幽霊をつかって怪談にするのは、せつないなあ。
やめよう。
リアル過ぎる。

悪いものではないんだから、
そっとしとこう。
ネタみたいにしたらいかんな。

ほかにもいくつか、別の話思いついていたけど、なんだかしんみりしてしまって。

ちょうど、夏に湯築城を出たらしいので、
リアルが過ぎる。

昨夜は調べ物に夢中になりすぎて寝付けなくなったので寝不足です。
というわけで、ワンコもふりながら寝ます。
起きたら、カクを。

ヨムヨムは昼からゆっくりしていきます。


2件のコメント

  • 史実と怪談、結び付けが難しいですよね。私がするとしたら
    学説を調べて、その歴史上人物が「これを明らかにして欲しい」
    と訴えているような場合に書きます。

    私の今書いているものも、古代史の中で数人の学者が訴えかけて
    いるようなテーマを取り上げています。特に梅原猛さんの慟哭に近い
    表現に少し打たれたのでメインに取り上げました。
  • 山谷灘尾さま。
    うらみつらみがのこり、そこにいるとかではなく、そのあたりを守ってるくらいの、武士らしい気持ちでいるんだろう。
    そう感じるので、いつかなんらかの形で、あの方を描いてみたいものです。
    はじめてみたときはこわかったんですけどね。
    足がふるえて金縛りじゃないけど、動けなくなったような。
    でもそれは、私が怖いと思ったからそうなっただけで、悪意のようなものを纏っているとは感じませんでした。
    人は見たいように見てしまいがち。

    コメントありがとうございます✨
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