Kuruha

人類最後の日、俺は福永時子に告白しようと思った。

この世界にはある奇病がある。『散華症』と呼ばれるそれは、言葉のとおり、ヒトが花びらが散るように命を落とすことから命名された。今日は散華症の彼女の“最期”の日。告白もできない俺の、…

どうやら校内じゃ「神様は実在する」なんて噂があるらしい。 私にはどうでもいいけれど。 でも幼馴染みで文芸部仲間の貴臣にとっては、どうでもよくないらしい。

僕とヒマリの二人話。だってここには僕らしかいないもんね。 ＊本編と前日譚は登場人物が異なっていますが繋がっています。どちら一方でも楽しめる（はず）ですが順番通りに読んでくださ…