土曜日が結局仕事になってしまい、その後の飲み会で全く『カク』も『ヨム』も出来なかったのですが……
今日は存分に出来ましたね(ほっこり)
堪っていたお話をいくつか読み終えて。
読もうと決めていたお話を新たに読み始めて。
決めている時間でお話の構成を考えて。
新たに読ませていただいたお話は、切りのいいところまで読み終えたので、最新まではまだ追えていませんが☆を送らせていただきました。
それに、私がまだ構成を考えているお話に似ているところのあるお話でしたので、とても勉強になりましたね。
最新話まで追いきれたところで、レビューコメントを書いてみようと思います。
もう一つ、追っているお話があるのですが、そちらは前に「もう少しで切りのいいところまでいく」と仰っていたので、その時が来たらレビューコメントを書きたいですね。
そして、タイトルに戻るのですが。
読んでいてインスピレーションが湧いたのですが、短いですし、このお話を広げる余裕が無いので、こちらに書きますね。
【鳥籠の識者は世界を夢見る】
その世界はたった小さな一部屋の中で完結する。
国中、世界中の知識をただただ集めた吹き溜まり。
必要な知識も不要な知識も、気にせず集めた知識の墓場。
いわく『識者の個人書庫』
個人というのは名ばかりで。
書庫というのは名ばかりで。
ただ人の寄り付かない無機物との対話室。
この部屋の中は時が進むことがない。
だからこその無限の知識。
だからこその永遠の鳥籠。
求められることに求め、知識を蓄え続ける日々。
それだけが幸せだと思っていた。
なのに——
『なんでこんなところにいるのさ?』
どうして胸の中がこんなにも苦しい?
『知識だけじゃもったいないよ? 経験だって大事さ!』
どうしてその笑顔の理由が分からない?
頭の中をぐるぐると回っている笑い声。
その答えを私は知らない。
どれだけ悩んでも分からなくて。
どれだけ探しても見つからなくて。
でも——
この、知識と紙で塗り固められた翼では空を羽ばたくことが出来ない。
この、開け方の分からない鳥籠の前では空に羽ばたいてくことが出来ない。
だから燃やして。
この翼を固めている紙たちを。
だから壊して。
この窮屈な、ひどく寂しい鳥籠を。
その時、私は世界を本当の意味で知ることが出来るはずだから。
私は知識の鳥籠でただ時を待つ。
今日も、明日も。
ここは時が経たないというのに、それでも待ち続ける。
今日も、明日も。
私の願いが彼に届くと信じて——