こういうのは、noteとか、そういうところに書くのかもしれなくて、あるいは個人のブログのメンテを再開して書くのが筋という気もするのだが、一番最後にものを書いた媒体が、カクヨムかなろうか文学フリマの無料ペーパーなので、ここに記しておくのも一興といえよう。
僕は今年の7月から、休職している。原因は体調不良なのだが、若干普通の体調不良とも違うような、いや外部から見れば普通のうつ病のひどいのなのか、いまひとつ分からない。
仕事が嫌いなわけではなかった。むしろエキサイティングな仕事が連続していたのだが、エキサイティングすぎて頑張りすぎた。大きな山を越えたところで、その他の山の数々がどっと押し寄せ、「あれ?今回ばかりは、なんかダメっぽい」というような内容を相談を主治医にしたところ、そこまでの経緯を知っている主治医からドクターストップがかかった。
休め、と。
で、7月からまず3ヶ月休職となった。
「これは休みである」「休んでいい」という感覚が浮かんできたのは、8月後半であった。
同時に、日常生活でどうしても目に入ってくる新しい技術トピックを目にした時、中身を見てみようかなと思ってwebサイトを開いて、読み出そうとすると体が拒否するようになった。新しい技術トピックが怖い、あるいは興味の対象でない、胸が苦しい、体が拒絶する。そんな人間になってしまっていた。
という話を主治医にしたところ、追加で3ヶ月休むように診断書が出た。
だから、10月1日の現在、僕は引き続き休職状態にある。
正直、IT業界に戻れるのか微妙なんじゃないかとすら思っている。
定年後に何をしたい?と聞かれれば、保育園の用務員さんがしたいと以前から言っていたが、定年後どころか、来年からでも保育補助の仕事を探したいくらいだ。
ただ、それでは飯を食っていけない。子供もまだ中学生だし。
この先どうしたものかと考えあぐねている。
プログラムが書けない。本が読めない。ゲームもする気にならない。
小説らしきものを書こうにも、ゼロから全体像を書ききれる気がしない。
ショートショートくらいなら書けるような気がするけれど。
曲も作る気にならない。それどころか、日にとっては音楽を聞く気にもならない。
じゃあ、うつ病の重い症状でありがちな、一日中寝たきりかというと、子供の世話や家事の一部は自分の仕事なので、寝たきりというわけにもいかない。
森田療法で言うところの、最初の一週間何もするな寝たきりでいろというのが、そもそも無理である。
休み、という状態になって、しばらくたったら、何かやりたいことが自然に浮かんできて、元気になって何か始めるだろうと期待していたら、何も浮かんでこない。
ちまちまとしょうもないことを思いついて、少しだけ手を動かしてみたりしているけれど、それが将来の糧になるとは思えない。
FIREできる資産があるわけでもない。ああ、初期にビットコイン買っておけばねえ。
今の自分にできることとできないこと、この先の自分にできることとできないこと。色々なものを組み合わせてサバイバルしなければならない。今回のは、金銭的なものも絡んでくる自分の人生の中では新手のサバイバルだ。
常にサバイバルサバイバルと叫んでいる人生な気がするが、今回は勝てる気がしないのと、負けたら飢え死にするというのの両面からの攻撃を受けている。
とにかく、コンピュータと付き合い始めて40年以上になるが、「なんかコンピュータ嫌いになってきた」というのは生まれて初めてのことで、言うなれば武器を持つのを放棄した剣士がどうやって冒険を進めるのよ、という状態である。
というのが、現在の僕に起こっていること。
部下がメンタル壊して休職する時に、戻ってくる時にどういう戦略をとらせようかと考えていた僕は、自分自身が休職になってみると、戻ることすら危うくて、次のステップの戦略は相当大胆に考えないといけなくなってしまっている。
考えられるか、っつーの。