テイルズオブ西野を読んで下さる皆様。
「西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~」の13巻が11月25日に発売となります。本作にご期待を下さる皆様には、まずは何よりも先にお礼を申し上げたく存じます。いつも本作を応援下さり誠にありがとうございます。
ところで12巻のあとがきでは、13巻が最終巻とのご案内をさせて頂きました。
当然ながら、当初はその予定で13巻を書き始めておりました。しかし、いざ実際に文章を書き進めてみますと、思いのほかテキストの量が多く、気づけばいつの間にやら20万文字を越えそうな気配でございます。
このままだと10巻以上の厚さになりそうでした。そこで担当編集O様にご相談をさせて頂きましたところ、急なお伺いでありながら、なんと14巻まで紙面を頂戴できることになりました。
ですので本作は14巻が最終巻となる予定にございます。
13巻を最終巻と考えて本巻に臨んで下さった皆様には申し訳ありません。
追加で一冊分、お付き合いを願えましたら幸いです。
本作がこうして贅沢にも巻数を重ることができるのは、それもこれも読者の皆様のおかげでございます。そうした経緯をとても嬉しく感じております。重ねてのお礼となってしまい恐縮ですが、本当にありがとうございます。
さて、それでは13巻の内容のご説明に移りたいと思います。
まずはテキストの量ですが、最終巻が伸びたからといって、1冊あたりの嵩が減っていることはございません。一般的な文庫本と同様、約10万文字となります。異能力を利用したお仕事パートと、学校での日常パート、半々くらいのボリュームになります。
具体的な内容としましては、遂に西野に対して、裏表なく好意を抱いてくれる女の子が登場します。それも学内で出会った同学年の女子生徒です。彼のシニカル極まりない言動さえ好意的に受け取り、グイグイと来るタイプでございます。
そうした人物との出会いがフツメンや二年A組の面々、更にはローズやガブリエラに対して、どのような影響を与えていくのか。どうか是非とも最終巻である14巻まで、見届けて頂けましたら嬉しく存じます。
本作のイラストを担当して下さる『またのんき▼』先生におかれましては、私の我が儘により当初予定を超過しての刊行、誠に申し訳ありません。また、それでも最後までご助力を下さりますこと、心よりお礼を申し上げます。
表紙ではこれまでと表情を一変させて、しおらしい面持ちとなったローズが堪りません。包丁を手にして戸惑うような態度を見せるガブリエラも、その怪しい魅力に拝見していて、心がソワソワとしてくる思いにございます。
口絵や挿絵につきましても、どちらも印象的なイラストばかりとなりまして、読者の皆様にも是非ご覧になって頂けましたら幸いであります。11巻や12巻で登場したキャラクターたちもイラストにて再登場の予定にございます。
どうか何卒、「テイルズオブ西野」をよろしくお願い致します。