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小説裏話や裏設定(9)「エミリアの不思議な世界」

本日も10話「甘いお手紙」投稿させて頂いた、この作品。

この作品は……何と言うか「書店に並んでても誰も買わないだろうけど、私は買いたい!」をかなり突き詰めています。

この「エミリア……」を書く上で意識しているのは、波乱も大冒険も無くただ「静かな日常の素晴らしさをエミリアに見つけてもらう」なんです。

この作品でベースとなっていて特に影響を受けている、大好きな「新古今和歌集」
これは鎌倉時代初期に生まれた歌集ですが、そこにはテレビもスマホもパソコンも無い時代に、身の回りの何気ない景色や空気感、心情などを丹念に宝石のような美しい言葉でつづっています。

これを読むのが本当に好きで、こういう空気に包まれたものを書きたい、と思って始めたのがこの「エミリア……」になるんです。

毎日見て、浸っている身近な世界にも実は素晴らしいものがたくさんある。

それをエミリアと一緒に見つけていきたいな……って。

これからもそんな感じでゆる~く書いていきたいと思うので、気が向いたらお読みいただければ嬉しいです✨

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