こんにちは。こんな名前を名乗っておきながら「橘の華」が何色かさえ知らない無知蒙昧の徒、橘華アカツキです。
このたび(2022/4/30)、当サイトにて連載していた拙作『俺の恋愛は茶番選択肢で定められているらしい』が、ついに完結いたしました!
総字数は十一万字ちょい!
「月1更新」という多少変則的な形態で、毎月10,000~13,000字くらいを投稿して──最後には三日間かけて30,000字載せるとかいうプレイ……じゃなかった、セルフ絞首を敢行しました。
いや、首が締まったのは、終盤だけで十五回ほど「プロット破壊→展開を考え直す→破壊」を繰り返しまくったなんですけれどね。「一話に一度」以上のペースはあかんて。
特に封伽と瑞浪さん。
というか封伽。
ボツ稿のほとんどはお前がR18行為に及ぼうとしたせいじゃコラァ!!!
……まあ、度重なるプロット破壊の一番の原因は、間違いなく「もともと短編の予定だったから」なんですけれどね。
『Part.1 そして一つの未来へと』だけの予定でしたから。そこから先は深く考えてなかったんですよ。
連載化するときに色々と練り直したとはいえ、詰めが甘い箇所はチラホラと見受けられたわけで……拙作を読んでくださった方には、もう言うまでもないことかもしれませんけれど。
え? 読んでないから分からない、ですって?
それはいけません。さあ、今すぐ作品ページに飛んで、設定とシナリオの粗探しを開始しましょう。
大丈夫、きっとすぐに見付かります。
↓リンク
https://kakuyomu.jp/works/16816700428422182460 ……どういうダイマなんでしょうか、コレ?
〜ここから先は本編のネタバレを含むよ!〜
・ボツ稿の一部公開……と思ってたんですけどね?
ここって全年齢欄なので、あんまり過激なのは載せるわけにいかなくって……やっぱりダメかなって考え直しました。
「そんなの書いたの?」って訊かれると、粛々と頷くしかないんです。
とはいえ自戒を込めて、マシな奴を少しだけは晒しておこうかと思います。
というわけで、エピローグ、「俺」と封伽のキスシーン。
以下、ボツ稿↓
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そんな控えめな自己主張に、俺が返すべきものは一つだ。
俺も目を閉じて、愛しい恋人の唇へと、自分の唇を重ねる。
「んちゅ……んっ……んんっ……むちゅ……」
互いの想いを交換して、二人を結ぶ繋がりをより確かな物にするための接吻。簡単に揺らいでしまう『現実』を知っても、揺るがない絆がどこかに──此処に、あることを信じる想い。
胸にとめどなく溢れてくる多幸感が、次第に緊張《ストッパー》を押し流してゆく。そうなれば、後はさながら石が坂道を下っていくように、本能のままに互いを貪るキスが始まる。
湧き上がる想いを、込み上げる熱を──脳を埋め尽くして胸を焦がすほどの愛情を、粘膜に乗せて、舌で交換する。
「れろぉっ……くちゅ……んうっ……ぷはっ」
叶うなら、いつまでも彼女とこうしていたい──しかし残念ながら、そう長くは続かなかった。息が苦しくなって、やがてどちらからともなく唇を離す。
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こちら、カギ括弧を消すと投稿したモノになります。
「こんな艶めかしいキス音いらんやろ」と思って消したのですが、べろちゅーが行為として残ってるあたりに業を感じます。
これ以上の奴は載せれません。
規約違反になっちゃうからね(そんなん書くなや)。
あとはアレです。このキスの直後に封伽が「俺」の部屋でXXしてるとか、「俺」が最後の問に頷いて〇〇するとか、そういうボツ稿がありますが……そっちは心の穢れと共に、データごと破棄しました。さらば。
・書く予定の無い続編の話(こっちは健全)
構想だけはあるのですよ。
というのも、「俺」と封伽がどちらも片親だって設定をあんまり使ってなくてですね……幼い頃の二人が親密になったキッカケの一つで、「俺」が家に一人切りのときが多い理由、くらいには使いましたけれど。
「俺」の母親と封伽の父親が再婚して、「俺」と封伽が義理の兄妹or姉弟になる──という後日譚が。
ちなみにorは「どっちにしろ面白そう」と思ってる。
あの二人は距離感で一生悩めばいいと思ってるのでね(自作キャラは徹底的に虐めたい)。
あとは、瑞浪さんと御帳さんの百合カップルの後日譚ですかね。
まあ瑞浪さんがカミングアウトする場面って、全く構想に無かったエピソードだったので、何も考えていないのですが。
えー、ウラバナ的な物は書こうと思えばいくらでも書けてしまうのですが、マジで収拾が付かなくなりそうなので、ここいらでおしまいにしておきます。
最後になりましたが、『俺の恋愛は茶番選択肢で定められているらしい』本編を読んでくださった方々、それからこの近況ノートまで目を通してくださった方へと、感謝を捧げたいと思います。
本当に、ありがとうございました。