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『反転』についての感謝! と、少しだけ作品の話

 こんにちは、橘華アカツキです。

 この度、拙作『彼女の言葉は反転する』を『カクヨム金のたまご』にて取り上げていただきました。レビューを頂き、読者様の数が急増し……実にありがたい限りです。

 作品に高評価をくださった方は勿論、作品を読んでくださった全ての方に、この場で厚く御礼申し上げます。

 ──っていうか、あのレビュー文すごくありません!?
 少ない文字数の中で、後半あんな濃密に……私もあんな文が書けるようになってみたいと素直に思わされました。

 画像を↓に添付しておきますね。
 こういうのって転載OKなのか正直判断しかねるんですが、相手は公式という組織なのでセーフだと信じて。


 とまあ、それはそれとして作品の話。

 別の方から「膨らませたらもっと面白くなるのでは?」というコメントを頂いたこともあり、「この機会に長編化・連載化を試みるか……?」と、ちょっと考えてみました。

『反転』は当初、完全に短編用のシナリオとしてしか考えていなかったのですが、使い捨てにするには惜しい設定だと思っていたのも事実だったので。
 何より、もし需要があるのなら躊躇う理由もないかな、と。


 ただ結論から言うと、難しそうな気がします。

 本編のあの幕引きより「後」を描いてしまうと、それがどんな内容であれ蛇足感が拭えないな、というのがまず一つ。

 現実的なのはおそらく、「『俺』と名砂が親密になり、恋仲になる過程を詳細に描写したバージョン」を書くこと。
 もしくは、「『俺』と出会うまでの名砂」を書くこと。

 けれどこの場合、この物語の最大のウリである(と作者は思っている)「後味の悪さ」に辿り着くまでの道程が長くなりすぎて、有体に言って冗長になる恐れがあるわけでして。

 あれは短編だからこそかなぁ……というのが結論です。


 とはいえ、これはあくまでも現時点の結論なので、これらの問題点をカバーできる良いアイディアが思い付けば、書くことも普通にあり得ますが。
 さっきも書きましたが、使い捨てにするには惜しい気がしているので。

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