挙げられた要素から組んできた物語1つめです。大体、5、6、7、8くらい案をあげる予定です。要素もまだまだ募集してますし、そうじゃなくてこういうのがいい、ってのがあれば加えますので、お気軽にどうぞ。
ヤンデレ同士の両片思いもの*多重人格の三つめが通る*ちょっとダークヒーロー
『ヤンデレ同士の両片思いは舞台の上で』
まるでその人であるかのような演技で一世を風靡した子役、下咲華。彼は突如芸能界から消えたが、その理由は、多感な時期に突き詰めた演技をした影響で人格を増やしてしまったせいであった。
そんな彼は当然気味悪がられ、各地を転々と過ごすことになる。
高校生になり、人格の制御を覚えた彼は故郷に戻る。そこで出会ったのは、幼馴染みの美少女、日南奈瀬だった。
彼女は、文化祭で結果を残さなければ廃部となる演劇部の部長。子役時代を知って、華をスカウトしてくる。
それはずっと続き、辟易した華はスカウトをやめさせるべく、やめた原因、今までの経験を奈瀬に話す。すると、奈瀬に、今までのことを慰められ褒められ、多重人格の華を受け入れてもらえる。
多重人格を受け入れてくれた初めての存在の奈瀬に華はヤンでれる。しかし、多重人格では、恋人になるのは難しいため、片思いにとどまる。
だが、想いは押さえきれず、奈瀬の願いを叶えようと演劇部に入部する。
そして、人格がまた増えたり、トラウマに苦しむことを、身を滅ぼすことを顧みずに、愛ゆえに手段を選ばず、演劇部の存続のために動き出すのだった。
そんな華は知らない。奈瀬が、華から伝えられる以前から事情を知っていたことを。幼い頃から華のファンだったことを。演劇部のことも何もかも奈瀬が仕組んだものだということも。華以上のヤンデレだということも。