最初に考えていたのは、こんな感じです。
『
後悔しているだって?
俺に謝りたかった!?
自分が俺を助けてあげられなかったから、坂上に託した!?
ふざけんな!
人に任せてんじゃねえよ!
自分でやれよ!
しかも・・・
俺が坂上に聞いてようやく分かっただなんて・・・
真相を知りたかったのは事実だけど・・・
でも・・・
それを知りたかったのはのは今じゃないんだよ!
あの時に緑川がちゃんと言ってくれてさえいれば・・・
俺は・・・
全てはあの時・・・
中学の事件の後、俺から逃げた事が原因だろが!
だったらなんであの時・・・
たった一言・・・
たった一言だけ、事実は違う!と言ってくれるだけで・・・
その一言だけでも俺をかばってくれたら、それで全ては済んだんだ!!
俺の気持ちは救われたんだ!
それを今更・・・
しかも坂上も俺と仲良くなろうとしたのは、やはり緑川のためじゃねえかよ!
俺を助けることで、緑川が喜んでくれるのを願ってたんじゃねえかよ!!
坂上の話を聞いて、俺の頭の中はグチャグチャになった。
そんな中で、俺の様子を伺っていた坂上は、狼狽えながらも声をかけてくる。
「き、|星《キラ》?」
その声で、怒りはそのままで少しだけ冷静になる。
そして・・・
「・・・やっぱり坂上は俺の為じゃなくて、結局は緑川の為だったんだな。緑川の願いを叶えて、緑川を喜ばせたいが為に、今まで俺にかまってきていたんだな」
「――っ!!・・・ち、違う!そうじゃない!」
「いや、違わない。お前が何を言おうと、緑川に頼まれて俺に近づいた。それは事実で、それが俺にとっては全てなんだよ」
「・・・・・」
「もう、これ以上この場で坂上と話すことはねえよ」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!」
』
本当に一部ですが、こんな感じでした。
確かに本来ならこっちの方がリアルっぽいし、共感しやすかったのかもしれません・・・
でも作者としては、この状態の主人公を書いていると、辛い目にあったとは言え、結局は主人公も自分の事しか考えていないように見えてしまったのです。
それよりも、主人公が辛い目にあったにも関わらず、相手の事も考えられるような優しい人にした方がいいと思ったのです。
それに沈む展開が続いていたので、少しだけ良い話を書きたかったのもあります。
それが思いのほか不評過ぎて、正直きついです・・・
もちろん、自分の表現や言葉が下手くそ過ぎたのもあるとは思います。
応援やコメントして頂けているのは、本当に有り難い事だとは思うのですが・・・
さすがに少しだけ辛く感じています・・・
これから徐々に変化していく予定なのですが、正直どうなのか不安で仕方がないです・・・
とはいえ、一応きちんと書くつもりではいますので、出来れば応援して頂けると嬉しいです。
よろしくお願い致します。