三ケ日　桐生

街外れで小さな料理屋を営む男が旧友から預けられたのは、買い手のつかない＝明日の命をも知れない奴隷の子供だった── 希望と現実、機会と運命の狭間で揺れる、ちいさな命の短いおはなし。

底も知れず、光も届かず。 深い夜の間だけ、この世に穿たれる大穴がある。 そこに入れられたものは須く、世界からその存在を完全に消し去られる、理外の洞。 西東京のある山にひっそりと…

何のことはない、どこにでも居そうな夫婦のどこにでもありそうな どこにも居て欲しくないしあって欲しくない打ち明け話。 それだけの短編です。

ある夏の晩、あなたは急に大学時代の友人の家に招待されます。 再会の喜びと回った酒に口が軽くなった彼は、夏にぴったりのお話として あなたにひとつの怖ぁいお話を聞かせてくれるのでした…

タイトル通りのただのACIDMANライブレポートです。 書く場所がここにしかなかったんですよ。 同じくあの素敵な時間を共有していた誰かに届けば良いなあ。

これは近未来、ついに実現した人の悲願とその代償、そして犠牲を積み重ねる人々の物語。 『石井達也』は学生時代、ある事故によって記憶の一部を失っている。 数年を経た今生活に支障はな…

蒸し暑い夏の夜。 国内でも有数の心霊スポットである廃墟で生中継を行っていた、人気幽霊番組のスタッフたち。 出世、恋愛、そして引退。様々な思惑を旨に撮影に挑む彼らを、次々と怪現象が…

初めてロケットに乗り込む前日、短い里帰りをするライカという女性のお話。

ゴールデンウイーク特別編。 過去編を終えていよいよ終局へと向かう『死人になる前に』 これからがクライマックス、ぜひ読んでほしいけど今から約40万文字を読ませるのは忍びない！ そん…

はるか遠い未来のおはなし。 世界で初めて完全なる人間の心を手にしたロボットとして目を覚ました『エクス』 これは、彼の喜びと悲しみ、苦悩と慈しみの物語。 「心がある事って、本当に…

国政に対する見解の相違から東西に分裂した国。 その国境線では激しく、そして奇妙な戦闘が連日繰り広げられていた。 「戦闘行為は午前九時から午後五時まで」就労協定のようなその取り決め…

突然の轟音で目が覚めると、そこは見知らぬ列車のシート。 果たして何処からやってきて、どこへ向かう途中なのか……？ 投稿テストその②。連作短編の試験的投稿となります。 全四話予…

初投稿ということで、小説の投稿テストも兼ねたエッセイ調短編です。 軽い気持ちで開いてみてください。