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手を忙しなく

 とにかく何か書き続けないと書けなくなってしまう病気。手を止めると二度と書けなくなる病気。そういうのありますよね。私はそれです。なのでまぁ一日足りとも欠かすことなく手を動かし続けてはいるのですが、如何せん物書き一本に生活を絞る事もままならず、しかも致命的な事に頭の出来がとてもよろしい方ではありませんので、とかく筆が遅い。しかし遅いと言って一度でも手を止めてしまえばこの細い筆はぽっきり折れてしまうのでしょう。ぽっきり。
 書けなくても書き続けなくては、と焦った先がこの文章でありました。山なし、落ちなし、意味なし、まるで私の人生と同じでございます。

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