読みやすくてビックリしました。レイアウト的な意味で。
(プロの方が文章力が高いという話ではない)
Web小説って気軽に読めるのがメリットだと思ってたんですけど、そうじゃないのかも。
【要点】
・紙の小説は1ページの文字数が少ない
・紙の小説は余白が多い
・Web小説は改行を多用することで紙の小説っぽくなるのかも
↓以下、文字を書く息抜きに文字を書いた的なものなので、お時間や興味のある方だけどうぞ^^;↓
○文字数
思わず数えたら1ページあたりMAXで約600文字。(文庫本です)
字下げや改行もあるので、見開きおよそ(カクヨムの文字カウントで)1,000文字程度でしょうか。
カクヨムの小説は1EPが短いものでも2,000~3,000文字程度の作品が多い気がします。
つまり、紙の小説だったら、一度開いたら4~6ページ読まないと閉じれない、ということですね。
紙の小説は、
・サクサクとページをめくれるので、読み進めている実感を得やすい
・話の区切りじゃなくても、「このページまで」「この行まで」等、自分で決めて読書を一時中断できる
・なんなら一文の途中でも中断できる
・そして、自分の好きなところから再び読む(目を通す)ことができる=中途半端なところで読むのを中断しても話がわからなくならない
※中断した地点を再び見つけるのが容易い。見つける過程で今までの話も思い出せる
(・今までに読んだところを自由にパラパラ見返すこともできる=話や漢字の読み方等、気軽に&手早く確認できる)
です。Web小説より気軽で、手軽で、自由です。
Web小説も、
・途中で閉じてまた同じEPを開いて続きから読む
・読み終わるまで開きっぱなしにしておく
という方もいるかもしれませんが。
○デザイン
カクヨムの小説より紙の方が余白が多い印象でした。
私はスマホを使ってブラウザからカクヨムを見てますが(文字サイズ小・背景黒・横組み)、紙の小説の方が、
・フォントがスッキリしてるので、文字の間の間隔が広く見える(行間も広く見える)
・上下左右に余白がある
・一行の文字数がスマホより多いため、改行されたときの余白も広い
・スマホより一度に目に入る領域が多いため、常に余白も目に入る
ので、視界いっぱいに詰め詰めで文字が並ぶということはありません。
さらに、
・一行の文字数が多いため、改行されたときに目を動かす距離がWebより長い
Web小説では改行を多用しがちですが、これって紙で読んだときの感じを再現しているのでは?と思いました。
Web小説って、紙と同じように改行しても、あまり余白ができないですし、
次の文頭がすぐそこにあるので、目を動かす距離(時間)も短いです。
紙でなら「文章の内容が変わる」と意識できる改行でも、Webだと意識できないことがあって、
それは見た目&次の文頭に移るのにかかる時間が関わっているのではないか、と思いました。
Web小説の改行の多用は、紙で読んだときの余白&目を動かす距離(時間)を再現するためのものなのでは?
「Web小説は改行ばかりでスカスカ」
というのを見かけることもありますが、だからといって紙と同じルールで書いても、紙と同じ感覚では読めないです。
むしろ、紙の小説っぽくするために、Web小説は改行を多用するのではないでしょうか。
◆
というようなことを考えながら生きている生物です(´・ω・`)
Web小説書いてると、「こんな改行に頼ったような書き方の自分は紙の小説なんて書けない」と思うこともあるんですけど、
案外、紙に出力すれば良いだけの話なのかもしれません。
紙の本を読んできたからこそ、無意識にその感覚を再現しようとしているのかもしれません。
あ、冒頭に戻るんですけど、
私にはWebより紙の方が読むハードルが低いです。たとえ鈍器のような本でも。
Webの方が読むのに気合いが要ります。
長いのにここまでお付き合いくださった方(いる?)、ありがとうございました。
内容が独り言すぎるため、この近況は前触れなく消す可能性があります。