いやいや……。
お待たせしてしまって、まっっこと申し訳ありません……。
『ADHD勇者、魔王を倒す旅に出られない。』
大袈裟なタイトルの最新話を公開しました。
「正義と相克」
絶対的な正義が本当に存在していたらいいのにな。
明確に悪と呼べるものが存在していたらいいのにな。
ひねくれ者の作者はそんな風に思うことが多々あります。
そのために生きていれば正解。
その理屈さえあれば全て思い通りになる。
でも、そんなもの実際は存在しないわけで、
人の数だけ正義があって、それを理解した上で、
時には他人の正義と戦う勇気も必要なわけです。
なんの話かって……?
…………。
作者の就活が全然上手くいかねえやって話です。はい。
いやあ、難しいっすね。
自分を実寸以上に大きく見せたり、
余計なことを言わないようにしたりって、
自分をアピールするうえで不可欠なことなんですが、
「それって嘘をついてるのと変わらないんじゃないの?」
と、そうするための第一歩目を踏み出すことを
ほんの一瞬だけ躊躇うくらいには、未だに抵抗があります。
作者自身の中でこの感覚は
「不要だけれど捨てるのもちょっと違う正義感」
という微妙な位置づけに鎮座しています。
自分を幸福にしたいと思う正義があるのなら、
他人とも、あるいは自分自身とも戦わなきゃいけない。
どの正義も正しいと認めるからこそ、優劣を決める手段は戦いしかない。
なんだったら時には『戦う』という正義とすら、
戦わないといけないなんて倒錯もある。
そうした虚無の先に光はあるのか。
果たして僕は素敵な御社と巡り合えるのか。
これからターナカが戦う敵は
どんな顔――正義をしているのか。
てなわけで、次回もご期待ください。