※※このノートは以前のアカウントで2023年3月6日に投稿したものです※※
はじめまして、やまだです。
ツヴァイトレーゲン第二章が無事公開できたということで、近況ノートを書いてみることにしました。
まず差し当たっては読んで頂けた方に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
これまで小説を書こうとすると、普段の仕事に時間を取られてしまうこともあり、冒頭だけ書いて頓挫することが多かったのですが、今回おかげさまでちゃんと2話目も投稿することが出来ました。
誰かに見てもらえるのがこんなに嬉しくてモチベーションに繋がるものだとは……。
拙い文章だとは思いますが、とりあえず最後まで頑張って書いてみようと考えていますので、結末までお付き合いいただければ幸いです。
さてせっかくの初投稿ですので、拙作『ツヴァイトレーゲン』について触れてみようと思います。
この『ツヴァイトレーゲン』という作品は、いくつかの有名な作家さん・漫画家さんから多大な影響を受け、それらを全部《がっちゃんこ》することで作られています。そのため、文章の言い回しや描写・世界観設定・ストーリー展開でところどころ「おや…?」と手を止める方も多いのではないかと思います。
(特に文章の言い回しは具体的に一人の作家さんの名前が上がるほどではないかと…)
この作品を創作する上で特に気にしていることは、単にその世界で起こった出来事を描くのではなく、「その中で生きる人間たちが自身の運命にどう向かい合ったか」を描くというところです。そのため、キャラクターの内面性をより際立たせるために、主人公である雨月桂くんと沢渡栄華ちゃんの主観を通じて描く一人称小説という形態をとっています。
《ベータ》というあまりにも皮肉なあだ名で呼ばれている雨月くんと、才能と野心に満ち溢れた《天才の妹》栄華ちゃん。立場もモチベーションも正反対な二人が、何をきっかけとして心を通じ合わせていくのか、そして他者の存在を認めることで、自分自身の内側に広がる世界(作中では《原景》なんて言葉で表現しています)をどう捉えなおしていくのか。
その過程に、この作品を読んでくださったみなさんも、どこかご自分に重なるようなものを見出して頂けたなら、これはまさに『作者冥利に尽きる』といったところでしょうか。
少しでもみなさんの心に深く残るものがあるよう、私も『魂を削って』頑張りたい所存です。
今回は2話目ということで前回省略した《魔戒師》同士のバトルを描きました。作品序盤ということで説明を多く盛り込みましたので、次回は気軽に楽しんでもらえるような日常回にしようと考えています。
というわけで、今回は以上となります。今後とも『ツヴァイトレーゲン』をご贔屓にして頂ければ幸甚です。
近況ノートも時期を見ながら更新していこうと考えていますので、ぜひぜひ気が向いた際には目を通してやってください。