「あらゆる記録に残らない透子さんが僕といた証明」完結しました。
お読みいただいたかた、レビューいただいたかた、ありがとうございます。
あとがきにかえて。
なんでまたこんな話を書こうと思ったのか。
ポケモンGOが海外でリリースされるということになりまして、ARの世間の熱が高まった頃にふと思いついたのが
「カメラの中にしかいないキャラじゃなくて、カメラになぜか映らない実在の人物とかどうだろう?」
と思ったことからでした。
思いつきだけで透子さんに特異体質を課してしまい、透子さんには大変申し訳なく思っています。
もっとひどいことされてるのは「僕」くんのほうでして、彼については作中の役割にもかかわらず、なんの個性も与えられない、存在の希薄なやつになっておりまして。
それでも連載中にお読みいただいた方は彼の個性の一部を目にしていると思います、趣味とか、人間関係とか、背格好とか。
でも「そうだ、せっかくだから3万字ぴったりにしよう!」という作者の思い付きにより彼の個性を規定する部分は全てカットされてしまいました。なんてひどい作者だろう。
ではまた次作にてー