私は批判のような行動はあまり好まないのですが、最近ちょっと目に付くなあと思っていることに対し、自分の意見のみを述べておきます。
批判、非難の類ではありませんので、こういう意見もあるのだなと思っていただけたら幸いです。
正直なところ、正解が分からない分野ではあるので、どれだけ話しても決着はつかないと思います。
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最近、カクヨムでもAIの利用について批判的なコメントを目にすることが多くなってきたように感じています。
私はAIの利用を推奨していますし、推敲や人名・地名の生成に利用することもあります。また、AI画像をキャラクターイメージをふくらませることにも使用しています。
そういった行動に対し、私も実際に批判をいただいたこともあります。
なので、いつかこういった記事を書こうとは思っておりました。
人の考え方は様々なので、意見はありがたく頂戴しますが、嫌なら見なければいいのでは?とも思います。
カクヨムではAI利用を禁止していないということを忘れてはいけません。
ちなみに本当に禁止されたら、私はカクヨムではAIを使用しないつもりです。
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これはとても大事なことですが、『AIはこの世に既に誕生』しています。
大手の会社がサービスで提供しているだけではなく、ハイスペックPCさえあれば個人で利用することもできます。
なので、法的に規制してもあまり意味はありません。
悪用しようと思えばいくらでもできてしまいます。
EUはAI規制に舵を切っておりまして、マスコミの報道でも日本も続けといった意見を目にすることがありますが、私には規制は悪手に見えます。
というのも、先ほど書いたようにAIは既に誕生しておりまして、どんどん進化しております。
もうすでに人間の能力を超えている分野も相当あります。
特に処理スピードではコンピュータには勝てないことのほうが多いです。
AIによる不正(例えばフェイク画像による情報操作など)があった場合、人間では判別が難しい場合が多く、AIの不正に対する最適解はAIによる監視だったりします。
そのため、AI規制は悪手だと思うのです。
悪事に利用する人は規制をしても使うので技術は進歩するのに、防ぐ側は規制で進歩は止まってしまう可能性があるためです。
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次にSFでよくある、AIに人類が支配される系の話ですが、現時点では特に問題ないと考えております。
AIには強いAIと弱いAIに分類されるのですが、弱いAIとは将棋やチェスなどの特定の処理に特化しているAIで人間の能力を上回るほどの力を現時点でも持っています。
一方で強いAIとはあらゆる事態に臨機応変に対応できるAIで、現時点では人間の代替は不可能です。人間を全てにおいて上回るようなサイボーグが誕生していないのが何よりの証拠ですね。
そのため、弱いAIがいくら凄くても現在では無用な心配ということになります。
例えばチェスとか画像生成のAIがどんどん強くなったとして、どうやって人間を支配しますか?
まあ、いずれちゃんと考える時期が必要になるでしょうけども、現時点では問題点もはっきり見えていないわけです。
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日本をはじめとする多くの先進国では、今後どんどん人口が減っていきます。
その問題に対する解決案の1つがAI利用です。
AIを利用することで作業効率を向上させたり、生産性を大幅に向上できる可能性があるためです。
将来的には全ての生産をAIが行い、人間は消費活動だけ行うような日も来るかもしれません。
ですから、AIをやみくもに恐れるのではなく、正しく知って正しく恐れていきましょうというのが私の思いです。
気に入らないからといって、AI利用者を非難するようなことはやめてほしいです。