反省会

お久しぶりです。
残念なことに、角川つばさ文庫小説賞、一次落選でした。


改めて読むと、反省点が多いです。
まず、スタートダッシュが遅いこと。

https://kakuyomu.jp/info/entry/tahara_tou_interview
↑こちらのインタビューで、前回金賞を受賞した田原先生は、担当編集とのやり取りで印象に残ったこととして、
「各章を10ページ前後(子ども達が学校の 『朝の読書時間』の10分間で、ちょうど読み切れる分量)にすることをこまめに確認している」
と仰っています。
それに比べて、私の作品は、本格的に冒険に出るのが第4章から。
これでは、途中で飽きたと言われても、文句は言えません。

一方で、後半からは、展開が早すぎます。
特にゲルがゾルを一方的に疑ってから誤解が解けるまでの時間が短く、その場その場で作者の都合の良い考えで動いているようで、感情移入しにくかったのではないかと思われます。いわゆる「誰特シリアス」ですね。
私にとって本作が初めて400字詰め原稿用紙で250枚を越える分量なので、息切れしてしまった、と感じられます。

また、後半からは、視点の移動が多く、読者が混乱するのではないかとも思いました。
一応視点が切り替わる時は、セリフなどで、誰視点なのかをそれとなく示しているのですが、乱用しないに限ります。

さらには、第12章で、ゾルが火傷したのは左足なのに、その直後に右足がやけどしたかのように書かれているという致命的なミスを発見しました。
これを発見したのは半月前で、しまったあ! と心の中で叫びました。
投稿前に何度も確認したのですが、それでも漏れているものですね。


「ドラゴンズ・タワー」を書き終えた時は結構自分の中でうぬぼれがあったのですが、ある程度時間が経ってから見直すと、こんなにも難点が見つかるのだな、と思いました。
ただ、終わったことは仕方がないので、これを次回作に生かしたいと思っております。

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