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いま作者の想うこと……。

おはようございます。
kazuchiです。

カクヨムコンがスタートして早くも二十日以上が経ちました。
今回初参加としてラブコメ長編部門にエントリーさせて頂きました。
以前の近況ノートでも書いた物と同じ内容ですが、
昨日の公式発表を受けて自分の姿勢をもう一度記しておこうと思います。

連載の作品ジャンルはお色気ラブコメになります。
そのタイトルを見ただけで一部の読者様は、眉をひそめられるかもしれません。
少し前の自分も同じでした。

では何故、今回お色気ラブコメを選んだのか?

思春期にそういう分野に興味が出ることは、
人間として自然なことだと思います。
もちろん全てのお色気作品を正当化する為に、
詭弁を言っているつもりはないです。

子供の頃の話になりますが、親戚の男の子がなぞなぞクイズの本を
持って遊びに来たときのことです。
そこで自分が驚いたのは読ませて貰った本の、
ちょっとエッチな章の部分がごっそりと
男の子のお母さんの手によって切り取られていました。

親戚の男の子と苦笑いするしかありませんでしたね(^_^;)

お母さんの心配は自分が大人になると良く分かります。
なるべくそういうモノを可愛い息子の目に触れさせたくはなかったのでしょう。

私の相方も似たところがあって、良くアニメや漫画の悪影響を心配しています。
しかし不自然に隠すほうが、子供の歪んだ成長につながる気もしますね。
確かに目を背けたくなるような暴力、犯罪、女性蔑視な作品も多々あります。
反対にお色気作品の中にも高尚な文芸作品に負けるとも劣らない物が
あります。

そんな作品に作者は影響を受けてきました。

以前の近況ノートでも取り上げたことがあります。
その近況ノートの内容を抜粋しておきますね。

https://kakuyomu.jp/users/kazuchi/news/16817139555569610953


同時期の漫画で私がベストワンだと思う作品があります、
やはりセカイ系の作品ですが愛人[AI-REN]という漫画です。
田中ユタカ先生の作品で現在、愛蔵版も出ています。

一見、タイトルや絵柄で敬遠する方もいるかと思いますが、
Amazonとかで検索して貰えると分かりますがレビューで賞賛の声も多数です。
やはり二組の恋人同士が破滅する世界と関わってくる作品ですが、
作者の田中ユタカさんはこの作品を描き上げた後、魂の抜けたようになり、
数年間、漫画を描けなくなったそうです。それだけ全身全霊で描き上げた
入魂の作品です。私も当時読んでいて魂が震える想いでした。

青年誌掲載だったからか冒頭、イチャラブみたいなシーンもありますが、
全然いやらしく感じないのでぜひ機会があれば読んでみて下さい。
作者の田中ユタカさんはアダルト系の漫画も多い方ですが、
愛し合う男女のシーンを描くのは決して嫌悪する物ではないのが、
この漫画を読んでいて痛感しました。
男女の営みがあるからこそ描ける純愛もある筈ですから。

※愛人[AI-REN]の紹介ページリンクです。
https://mangapedia.com/%E6%84%9B%E4%BA%BA%EF%BC%BBAI%E2%88%92REN%EF%BC%BD-bokisv7vd

感動で打ち震えさせられ、思わず涙を流してしまう。
そんな素晴らしい作品を全て害悪で切り捨てたくはありません。

大切な相手を愛しいと想い、抱きしめたい気持ち。
その身体に触れてみたいという欲求は人間として自然な物だと考えます。

その部分を念頭に置いて今回の作品は執筆しました。
読者様に無理やりこの作品読むことはお進めはしませんが、
作者が自信と誇りを持って作品を送り出していることをお伝えしたいです。
普段は恋愛作品が多い私ですが、これも作者を形作っている物だと
知って貰えたら幸いです。

今回更新した最新エピソードにもそんな作者の想いが込められています。
ぜひご一読くださいm(__)m

可憐な美少女との過ぎ去りし日の思い出……。そのに

https://kakuyomu.jp/works/16817330650202145653/episodes/16817330650943975336

※第一話はこちらから。

https://kakuyomu.jp/works/16817330650202145653

2件のコメント

  • そのご意見には完全に同意します。

    チュウやおっぱいでドギマギするのは、それが「してはいけない事」という前提に立っているコメディだからで、それでは描けない物語があるのは自明ですよね。
  • マコンデ中佐様
    コメントありがとうございます。
    自分の考えに同意して頂けて嬉しく思います。
    最近、煽情的なタイトル問題が騒がれておりますが、
    自分なりの考えを述べさせて頂きました。
    おこがましいですが作品内のキャラクターを作者が本当に大切に
    考えているかによっても変わってくると思います。
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