おはようございます。
kazuchiです。
自分も拙作で参加していたこえけんコンテストが、
昨日で受付が終了しましたね。
参加された皆様、大変お疲れさまでした。
総応募数807作品、
過去、参加した「5分で読書」コンテストに比べると、
かなり少ない数字と思われるでしょうが、
実際に参加して感じたことは、通常の短編作品より、
お題の難しさから来る産みの苦しみでした。
君にささやくヒロイン部門に一作品参加しましたが、
とにかくお題が漠然とし過ぎていて、構成にかなり悩みました。
可愛い女の子が耳元で囁くシチュエーションの音声作品を
人生初(笑)に試聴してみたりしたのですが、
お好きな方には申し訳有りませんが、自分の場合ですが、
サブイボが出そうな感覚でした(^_^;)
耳かきや膝枕、変わったものでは擬音のオトマノベを
何時間も読み上げとか、世の中には色んな好みがあるなぁと
逆に感心しました。
一度は、甘々シチュエーションで冒頭を書いてみたのですが、
それをそのまま小説の文章に落とし込むと、
かなりアレな内容の物が出来上がってしまいました……。
決してそういう作品を批判する意図はないのですが、
自分の場合は、過去の官能的タイトル釣りな黒歴史作品で、
ダークサイドに落ちかけた経験があるので、また承認欲求の権化、
★(星)のクレクレタコラになりたくなかったので(苦笑)
現在、自分に課している執筆の基準は、万が一家族に読まれても大丈夫な
内容にしたいと考えておりました。
そこで考えたのが、別々の場所に引き裂かれた恋人同士の物語でした。
舞台背景は色々考えたのですが、通常の遠距離恋愛ではありきたりなので、
過去自分が、影響を受けた名作映画やアニメ作品に着想を得て、
「あなたと私の近くて遠い恋の距離感……。この想いは届きますか?」
https://kakuyomu.jp/works/16817139555666736174の執筆を開始しました。
そして主人公の萌依の会話だけにした理由は、小説だけでなく、
音声化作品としてリスナーが作品世界に没入出来るような仕掛けとして、
お兄ちゃんの声は全く記述しておりません。
自分も経験があるのですが、ラノベの主人公や、ノベル形式のゲームで、
主人公の語りがあまりにも自分の感性と違い、物凄い違和感を覚えてしまうこと、
結構ありますよね。だけどその反面、リスナーの投影であるお兄ちゃんが、
あまりにも無個性すぎると、共感を得られないのでさじ加減が難しかったですね。
萌依が、あれほどお兄ちゃんに物語の冒頭から惹かれていた理由として、別の階層で、
自分を助けてくれた運命的な出逢いだけではなく、倫理観や正義感を持つメンター的な
存在として人物像を想定しました。
先程の作品の発表基準と似てしまいますが、父親目線でこの相手なら、
可愛い娘を嫁に出せる(苦笑)そんなお兄ちゃんを想定しながら執筆しました。
成功したかどうかは、読者様のご判断に委ねますが(^o^)
こぼれ話はまだまだ尽きないのですが、この作品への思い入れは
一番強いかも知れません。
コンテストの結果はどうあれ、自画自賛になりますが、
自分でもかなり着地点が良かったと自負しております。
実は以前から女の子の語りかけだけの話は、
書いていたので、そこがうまく合致したかなと思っております。
短編の中で皆様から評価の高い、
幼馴染の君と見た真っ白に沸き立つ入道雲を僕はいつまでも忘れない。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894529930/episodes/16816700427832704825この(藍のモノローグ)はほぼ、藍の語りかけのみで構成されています。
その発展形が今回の萌依の会話に生かされています。
現在自分の持てる力の全てをひたむきな女の子、理想のヒロイン造形に集約しました。
名前は違いますが、藍も萌依も作者の考える理想の女の子ですね。
たぶん、そのモデルになったのは現在の相方でもあり、
過去の幼馴染の真美なのかもしれません。
最初に相方を出さないと問題があるので……。
これが家庭円満の秘訣ですね(^_^;)
そんな理想の女の子のルーツ作品です。
おかげさまで大好評です!!
最後に宣伝ですみませんm(_ _)m
独りよがりな中2病的タイトルやパッケージングを見直してみました。
群青。 あの夏の日に消えた私を見つけてと君は言った、
そして離れないように僕の手を握りしめる……。
https://kakuyomu.jp/works/16817139555547287731