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ほんとうに愛していれば空になれるのかな
こころは糸ではなく
箸でもなく
おどけた書き付けでもない
降りてゆくのか
落ちてゆくのか
ただ
手を引かれてゆくのに
まよひはなかった
でもなぜか履物を片ほぉ
落としてきてしまった
影だけをそこに残し
誰もが導かれていない夕刻
惑いの中にこそ
真実の思い
あるかもしれない

11件のコメント

  • 何故だか、涼しくなってきたこの頃に映えるような、秋を感じられました。
    季語はないのに😌✨
  • 露氷六子様。ありがとうございます。ガラス越しなんだけど、秋らしい感じが撮れたかもです。実はね、お向かいの喫茶店の昼のメニュー見ようとしたら、こんな影が見えたのです。
  • 影だけをそこに残し…良いですね。
    写真の影もステキです!
  • 履物がなくても。
    歩んでいるのですね。痛いけれど。
    できれば小石を避けてくださいますように。
  • かなちょろ様。ありがとうございます。ただの影を撮ったつもりだったけど、緑色が残ってくれた。これでサラサラ揺れていたのです。
  • 紅戸ベニ様。ありがとうございます。う~ん…タコがちっとも治らないのはそのせいかなあ。これから冬になると、かかとが東尋坊のようにガリガリ絶壁になるのです。船越英一郎様に来てほしいくらい。
  • うーむ。
    ステキです。
    幻燈を観てるみたいです、、。
  • 菜の花のおしたし様。ありがとうございます。そうですね。幻燈みたいな感じあります。ちいさな音を乗せてみたいです。歌や音楽を作れる人はいいなあと思います。
  • 色付いていて、翳りがあって、静かに何かを秘めている、素敵な写真だと思いました。導かれていないからこそ、自由に足掻けるのかもしれません。
    礼先生、ありがとうございました。
  • こんなところからお邪魔します。

    山頭火さん。
    私も好きです。
    情けなくて、家業もやれなくて家族も見捨てて。
    ひとり行脚の夜は寂しくて。それでも句を作りたくて。
    情けないってとこがいいですね。
  • 菜の花のおしたし様。ありがとうございます。山頭火さん、「コロリ往生」を目指していて、その通り「コロリ往生」出来たんですよね。句会やってて、ちょっとお昼寝。「まあ寝せておきましょう」で、みんなは宴会になり、「先生どうしてるかな」って見に行ったら亡くなってた。どうやったら、こんな見事な去り方ができるでしょう。「うしろ姿のしぐれてゆくか」憧れます。
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