風の日
ねそべって伸ばしていた足が
シーツと そして
地球とひとつになっていた
若い時の約束ごとは
紙に書いてもさまになったけど
いまはレシートの落書きにもならない
でもさ
わたしがここで
わたしだけ落ちていることは
さびしかった
ほんとは ほんとは
わたしを捨ててしまえば
世界といっしょになれるのに
風は きょう すこしだけ
わたしをさそってくれた
その不思議をかなえる飲み物は
いま どこにあるのだろう
こうして 見あげていると
わたしには 空が
お気楽な 世界の底に見える
神さまは ほんとうは
ウタが好きかも
そんなことも思うよ
きょうが
特別な日でなければ いいのに