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シカゴのスポーツチーム

本日の幕末スポーツで燐介が一通り出しているので、参考として説明しておきたいと思います。

シカゴはニューヨーク、ロサンゼルスに続く全米三位の街ですので、当然四大スポーツ全てがフランチャイズを置いています。

その中で一番有名なのは、恐らくNBAのシカゴ・ブルズでしょう。
バスケットを知らなくてもマイケル・ジョーダン(MJ)は知っているだろうという、世界アスリートナンバーツーアスリート(1位は多分ペレ)MJを擁してNBAを6回制したチームですね。
スラムダンクの湘北高校のユニフォームはブルズですし、流川楓はMJがモデルらしいという話もありますね。
全米レベルだと一番人気はロサンゼルス・レイカーズ(八村塁選手が移籍しました)で、強豪はボストン・セルティックスらしいですが、世界的にはシカゴ・ブルズだろうと思います。


続いて、アメリカンフットボールではシカゴ・ベアーズがあります。これもNFLの古豪ですね。
ベアーズにはウォルター・ペイトンという歴代トップ10くらいに入る実績をもち、かつロールモデル的な選手がいました。
その功績をたたえて、今でも慈善事業に励んだ選手に対してウォルター・ペイトンアワードが毎年贈られています(MLBならロベルト・クレメンテ賞)。
伝統的に守備が強力なチームを作ることが多く、古臭く男くさいフットボールをするチームです。最近はへぼいので作者的には残念です。


アイスホッケーではNHLのシカゴ・ブラックホークスがあります。
作者はアイスホッケーは門外漢ですので、wiki以上の情報は分かりませんがアメリカでは最初のNHLチームらしいですね。


最後にベースボールではカブスとホワイトソックスという二チームがあります。
シカゴ・カブスは日本で言うなら阪神タイガースのようなチームでありまして、負けることに誇りを持つというとアレですが、負けても負けてもファンが応援する不思議なチームとして知られています。
戦後すぐくらいに山羊さんの観戦を拒んだことで(一時期虎の代打の神様だった八木さんではない)、全く勝てなくなってビリー・ゴートの呪いなんて言われていましたが、そもそもいつも弱かったのでビリーさん関係なかったんじゃないかとも言われています。2016年に優勝して呪いも解けました。

もう一つのホワイトソックスは、井口忠仁選手を擁して優勝してスモール・ベースボールという言葉を広めたわけですが、人気という点ではカブスに大分負けています。
ただ、伝統という点では悪い意味での有名な話がありまして、1919年に八百長をして対戦相手にワールドシリーズで勝たせたという汚名があります。
八百長に関与していたジョー・ジャクソンに対して、ファンが叫んだと言われる「嘘だと言ってよ、ジョー」は事実ではないらしいですが、有名な逸話ですね。

ちなみに燐介がカブスの名前を出していないのは、カブスは子熊という意味で、ベアーズが熊というところにあります。
カブスがこの名前になったのは、同じ街のホワイトソックスに主力をごっそり奪われたことに由来するそうで、記者が「若手ばかりで子熊のようなチームだ」と評価して、チームがそれを面白がってカブスと名乗ることにしたそうです。
で、後発のNFLチームが「自分達はカブスより上に行くぞ」ということで大人の熊であるベアーズを名乗りました。日本だと先輩に遠慮して子猫とか子犬とか名乗りそうなものですが、アメリカはその辺遠慮しません。

後の時代から見るとベアーズとカブスだとベアーズが明らかに上なので、燐介はカブスは省略してベアーズだけ言っています。
別に鈴木誠也選手が嫌いなわけではありません(爆

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