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方針変更(12/28)

どうも年末年始は時間のある方が増えるようでして、pvが増えそうということがありまして、方針を変えることにしました。

①18年本編側の2部を今日からスタートする
②反応用に設置した2部編は一旦完全に止めます。

M-1を見ながら、ちょっとした小ネタを作っておりました。
少し古いですが、ミルクボーイ式フォーマットに乗っ取っています。

二人、入場
レミリア「どうも~、ポイズンガールです。よろしくお願いします」
ルヴィナ「お願いする……」
レミリア「あ~、ありがとうございます。今、折れたクリケットのバットをいただきましたけどね、ありがとうございます」
ルヴィナ「これはいくらあってもいいもの……」
レミリア「ありがとうございます」
ルヴィナ「突然だけど、私の大叔父、本を読んだ。ヒロインの名前、忘れた」
レミリア「えっ、スーテル大叔父さん、最近読んだ小説のヒロインを忘れてしまったの? 大丈夫なの? 耄碌しているんじゃない?」
ルヴィナ「大叔父はもう歳。第一線からは引退」
レミリア「だからと言ってそこまで言わんでも。よし、書籍関係に詳しいこの私が、大叔父さんの忘れたヒロインを探してみるから、どんな特徴があるのか言ってみて頂戴!」
ルヴィナ「……黒い髪、青い瞳、髪がバッサリ斜めになっている」
レミリア「それはエリーティア様でしょ。その特徴はもうエリーティア様よ。黒髪と青い瞳は一族にいるけど、斜めに切っている不可解な髪型している人はエリーティア様しかいないじゃない。この一発で決まりでしょ、これは」
ルヴィナ「私もそう思った。でも、違う」
レミリア「何でよ。これはもうエリーティア様でしょ? 斜めの髪型で外を歩くことが許されるのはエリーティア様だけだわ」
ルヴィナ「私もエリーティア王女と思った。でも、大叔父は言った。そのヒロインはお酒に弱いと」
レミリア「……それはエリーティア様じゃないわね。エリーティア様は酒に酔うなんてことがありえないのよ。あの人は30ℓ、40ℓ飲んでも平気なうえに、それだけ飲んでも全く体形が変わらない化物なのだから。喉の奥が四次元空間になっているのか、胃の奥にブラックホールがあって全部吸い込んでいるのか、とにかく理解できない存在なのよ。エリーティア様が酒に弱いなどありえないわ。その特徴があるなら、それはエリーティア様ではないわね。一体誰かしら? 他に何か特徴を言っていなかった?」
ルヴィナ「……とても重い女」
レミリア「やっぱりエリーティア様だわ! あの人は生まれる前の胎児時代にあった母親のお腹越しの交流に運命を感じている人なのよ。重いことこの上ないわ!」
ルヴィナ「……同感」
レミリア「だけどエリーティア様には言ってはダメよ。実は気にしているらしいから。いずれにしても、その特徴があるなら、それはエリーティア様しかいないわ。決まりね」
ルヴィナ「私もそう思った。でも違う」
レミリア「何が違うのよ! 髪が斜めで重すぎるヒロインはエリーティア様しかいないでしょ!」
ルヴィナ「私もエリーティア王女と思った。大叔父は言った。そのヒロインは、全人類が味方だ、と」
レミリア「……それだと、エリーティア様ではないわね。エリーティア様は全人類を味方につけていないわ。あの方が味方につけているのは、全植物と全動物よ。人類については敵対している者の方が多いかもしれないわ。うーむ、となると、エリーティア様ではない? しかし、他に誰がいるというの? 何か別の特徴はない?」
ルヴィナ「大叔父は言った。訳が分からないと」
レミリア「エリーティア様だわ! あの人は考えることが常人とかけ離れ過ぎていて何を言っているのか訳が分からないのよ。馬鹿と天才は紙一重というけれど、あの人の言うことを評価するのは大変なの。これで決まりね、スーテル大叔父さんの言っていたヒロインはエリーティア様だわ」
ルヴィナ「まだ分からない」
レミリア「いやいや、そんなことないでしょ! エリーティア様で決まりよ」
ルヴィナ「だけど大叔父は言った。そのヒロインは、移動魔法が苦手」
レミリア「ぐっ。それだとエリーティア様ではないわね。エリーティア様は移動魔法の理屈を完全に網羅しているわ。それをミスるのは〇〇〇〇〇〇アであって、エリーティア様ではないわ。最後のアは一致しているけれど。移動魔法が苦手となると、エリーティア様ではない? これだけエリーティア様ぽいのに、どうしてなのよ!? 他に何か言っていなかったの!?」
ルヴィナ「大叔父は言った。そのヒロインは黒歴史の塊」
レミリア「エリーティア様でしょ! 生まれた時に母親死なすわ、光合成していたとか、文通だけが生き甲斐とか、あの方の人生は黒歴史しかないわ。黒歴史といえばエリーティア、闇の王女といえばエリーティア。完璧よ、決まりね」
ルヴィナ「私もエリーティア王女だと思った。でも、違う」
レミリア「違うことないでしょ。ここまで揃えばエリーティア様よ!」
ルヴィナ「大叔父は言った。そのヒロインは天才的な戦術で戦況を挽回する」
レミリア「……ぐっ! それだと、エリーティア様ではないわね。エリーティア様は戦術で戦うタイプじゃないのよ。あの方は訳の分からないレベルで準備をしていて、始まった時点で勝敗が完全に決まっている戦略タイプなのよ。最後の逆転パンチで劇的KOなんて絶対にやらない。1Rから12Rまでジャブだけで敵を封じて、相手の心を何重にも折ってしまうのがエリーティア様のやり方なのよ。戦術で勝つならエリーティア様じゃないわね。むしろあんたでしょ」
ルヴィナ「確かに……」
レミリア「どうなっているのよ!? エリーティア様なのに、エリーティア様じゃない!? もう少し何か言っていなかったぁ?」
ルヴィナ「関係性で言うと、オルセナ王の妹で王女の地位」
レミリア「ああ、今度こそ決まりだわ。やっぱり、絶対、エリーティア様でしょ! オルセナ王家自体が二人しかいないのよ。オルセナ国王がルーメル、その妹で王女なのがエリーティア。上の世代も兄と妹だけど、兄のブレイアンは国王についていないから、オルセナ王の妹というのがあてはまるのはルーメルとエリーティアの二人だけ。そもそもあんたからしてエリーティア王女って言っているでしょ。やはりスーテルの忘れたヒロインはエリーティア様よ」
ルヴィナ「私もそう思った。でも違う」
レミリア「違うことはない! このヒロインはエリーティア様で決まり!」
ルヴィナ「だけど大叔父は言った。そのヒロインはエリーティア・ティリアーネ・カナリスではない、と」
レミリア「だったら違うじゃない! 本人がエリーティア様じゃない、と言う以上エリーティア様ではありえないわ! それを先に言いなさいよ! 私がオルセナ、オルセナ言っていた時、貴方、どう思っていたわけ?」
ルヴィナ「……申し訳ない」
レミリア「でも、本当に一体誰なのよ?」
ルヴィナ「クリスが言うには……」
レミリア「クリス?」
ルヴィナ「ミーシャ・サーディヤではないか、と」
レミリア「ミーシャ、髪が斜めじゃないし、性格も軽くてサバサバしているでしょー! 絶対違うがな! もうええわ!」
二人「ありがとうございましたー」

3件のコメント

  • めっちゃ力入ってますね笑 コーンフレークのやつか笑
    てかエリーティア様飲みすぎじゃね……汗
  • あなたたちどういう気持ちであの方をイジり倒してるんですか…笑 特にレミリア様はここぞとばかりに言い過ぎです笑 これ終わった後、後ろからドン曇り状態のご本人が登場しそうです笑
  • >五十川さん
    実は別のコンテストの「もなか」を聞きながら作っていました。本物は長いので、ついつい張り合って色々入れてしまいました。
    たまにしか飲まないのですが、飲み始めると災害レベルです(笑

    >福来さん
    多分二人なりの愛情はあるのだろうと思います(笑
    レミリアは容赦ないので突っ込み役として予想以上にはまりました。
    本人は後ろで座り込んで、どんよりとした雰囲気で地面に絵でも描いていそうです(汗
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