第六回目のお題で書いた小説を提出し終わったので、これまでの気づきとか感想とか。
まず第一目標、昨年の祭りは途中参加だったので、今年は最初から最後まで走り切りたい。ぶっちゃけ、お題発表から締め切りまで時間なさすぎやろと思ってる(特に月曜と水曜がお題発表のとき)し、上限文字数4000字との相性があまりよろしくないので、四苦八苦している。
行きと帰りの電車の中と寝る前が執筆可能時間。計測してるわけじゃないから小説投稿までに何時間かかってるのか正確にはわからない。だけど、たぶんひとつ書くのに五、六時間くらいだろうか?
書き始めるまでに大枠を考える時間があるからなんとも言えないけど結構かかっちゃってる。なるべく一気に最後まで書き上げるようにしてるけれど、(そうしないと物語が中途で死ぬ)まだまだ練習が必要だね。
次に物語のサイズ感。上限4000字以内に終わるように上手く話を書けてない。そもそも、4000字で納まる設定やストーリーにしてないのが問題。前フリを短くする、いっそのことクライマックスから始めてしまうなど、改善の余地あり。メイロス、ニートくん、飛べない鳥を無理矢理締めることになってしまったのは反省している。加筆修正したいけど、運営側から7月まではそのままにしてってルールがあった気がするから、これはカクヨム外でやること。
第一回から第六回までの自作品の所感、覚書
第一回お題「二刀流」
「英雄はなぜ死んだ?」
書き始める前は異世界ものにしようかと20%くらい思ってた。天使の剣と悪魔の剣というアイテムを使いたいな、とメモった途端に話のオチを思いついたので舞台を現代に固定。
簡単な推理小話に落ち着いた印象。割と好き。なにより、一番悩まずにスラスラ書けたので、スタートとしてこの話が書けたのはよかった。
第二回お題「推し活」
「紅茶好きの橘先輩」
なにも思いつかなくて締切当日の朝に書き始めた。早くも詰んだと思った。が、間に合った。今でもなぜ間に合わせられたのかわからない。推し活のお題に無理矢理寄せたのが丸わかりなのが今読み返すと恥ずかしい。
橘先輩のキャラをもっと立たせて上げたかった。頭のいい子にしたかったけれど、結局紅茶飲んで座ってるだけだったの申し訳ねえ。
目黒は前回の「英雄はなぜ死んだ?」で先輩役で出した子を再び登場させた。第一回と第二回はどちらも現代、大学、サークルと舞台設定が共通していたので、まあこいつら同じ大学に通ってるってことで。
第三回お題「第六感」
「メイロス・チェインズ」
第六感っていえば、霊感とか? という発想でホラーにしようかなって25%くらい思ってた。ならなかった。
妙に設定を盛っちゃったもんだから完成したとき6000字近くあった。この話を投稿しようとしたときに上限4000字以内ルールに気づいた。もっと早く気づけ。朝、電車の中ですごい勢いで風景描写やら設定説明やらを削除したので、話の整合性を取るのが大変だった記憶がある。
だが、いくら字数で追い詰められようとも、ムカゴの大男設定は譲れない。絶対にだ。
第四回お題「お笑い/コメディ」
「伝説の勇者(笑)ニートくん」
なかなか書き始められなかったお題の一つ。とりあえず舞台を異世界にして聖職者に低俗でお下品なセリフでも言わしたろかと思ってたけど、コメディというより、官能小説っぽくなってしまったので慌てて路線変更。
勇者ョシヒコであっさり抜ける剣なのにみんな、勇者にされたくないから剣が抜けない小芝居やってる回を思い出し、ちょっと参考にさせてもらった。
小説というより舞台シナリオを書いている気分だった。ちゃんと加筆修正したやつができたら演劇部だった友達に送りつけてやろうと思う。
第五回「88歳」
「数字系お題苦手民の頭の中を晒してみた」
タイトルの通り。自分のペンネームにこれほど感謝する日が来るとは思わなんだ。
第六回「焼き鳥が登場する物語」
「飛べない鳥」
居酒屋で焼き鳥食べながら駄弁るほのぼのカップルとか先輩後輩とか、そういうのを最初はやろうと思ってた。やれなかった。
焼き鳥で死人が出る話になっちゃったよね。よくわかんないけど。
この話は反省点がいっぱいある。主なのは二つ、登場人物を四人にしてしまったこと、視点を一人に絞らず途中で変更したこと。これが起きた大きな要因は話のゴールを途中で変えてしまったことにあると分析する。
最初のルートではヤンダタがアトリィとともにサーカス団から逃げる話だった。だから、ヤンダタの視点から始めてしまったし、そのままヤンダタひとりの視点でいくはずだった。
だが、私が想定していたよりセトゥーが悪人ではなかったので、これじゃあヤンダタがセトゥーを裏切るわけないじゃん、となって詰まっていたところに飛び込んできたのがペグくん。話を進めてくれた彼には大変感謝している。が、ペグの視点を書いたのは失敗だったかなと思う。短くまとめなくてはいけなかったのだから、アトリィひとりの視点で進めるのが一番良かったんじゃないかと。そのほうがペグの嫌なところももっと際立っただろうし、カタルシス効果も高められたのでは?
私がペグを気に入っちゃったところにも敗因はありそう。ついつい情報を入れ込んでしまった。次はもっと、ストーリーに必要な情報か精査してから執筆をしよう。
後半戦も頑張るぞぃって話
第七回のお題は「出会いと別れ」、現時点(2022/03/18)では相席屋を舞台にして書けないかと思案中。まだ、一文字も書いていない。
締切は明々後日(2022/03/21)なので、ゆっくりやっていこうと思う。まだ書けそうな話を思いついていないし……。
改善しないといけないことはたくさんあるけれど、ひとまず後半戦は短くまとめることを意識しようと思う。