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『収監令嬢』男神編・第14話を投稿しました。

はい、魔界会議の様子・その1でございます。
裏話……いや、これが裏の裏ですから、うーん。( ̄~ ̄;)

そうですね、マデラギガンダの話でも。
身長体重が可変(3m~100m)で、存在を消す能力があるマデラは、割と頻繁に地上に降りています。
彼は最初にミーアに会ったこともあり、ミーア推しでした(笑)。
髪の色も瞳の色も違いますが、ルヴィの面影を残していたのはミーアの方だったので。

マユについては、最後の場で上手く利用されてしまったのもあり「小生意気な娘」という印象でした。
しかし、王獣訪問でのブレフェデラとの件を聞いて興味を覚え、直接対面。
匣迷宮での暮らしぶりやマユの人となりを見て、今ではわだかまりはありません。
マユにとっては匣迷宮での生活における師匠のようなポジションになっています。

   * * *

マユ
「絶滅してしまったアメトリアンパイソンを匣迷宮で殖やして、地上に戻す、ということを考えてみたのですが」

マデラ
「当時の環境より汚染が進んでいるから難しいだろうな」

マユ
「汚染……では、ユーケルン辺りにちょろっと浄化を、」

マデラ
「やめておけ。それに地上は大騒ぎになるぞ」

マユ
「大騒ぎ?」


マデラ
「絶滅したはずの種が見つかったとなればそうだろう」

マユ
「……そうですね。保護しようとする人間もいるでしょうが、欲をかく人間は際限ありませんものね。独り占めしようとしたり、密猟して高値で取引しようとしたり……地上に余計な悪事を生み出す結果となりそうです」

マデラ
「……聖女はおよそ聖女らしくないことを言うのだな……」

マユ
「え? どういう意味ですか?」

マデラ
「思考回路が悪事を働く人間の方に近い」

マユ
「しっ、失礼過ぎますよ、マデラ!」

   * * *

……多分、こんな感じ。d( ̄▽ ̄;)

2件のコメント

  • 更新分も読みましたが、マデラがなんか好々爺に見えてきました。二人の孫を見るおじいちゃん、みたいな。
    イメージはガーゴイルなんですよね……。お髭の生えたラムウのほうじゃないんですよね……。
    アッシメニアとのやり取りがとても可愛らしかったです。

    マユ様の思考は、あくまで危機管理の一環ですよー。
    悪事の想定は必要なこと。多少なりともできなければ、頭の中お花畑になってしまいます。
    だから、悪人の思考回路じゃないんですよーおじいちゃん。
    ……あれですかね、ルヴィは、お花畑とまでは言わないけれど、あまり人の悪意を知らない純粋な人だったんですかね……?
  • マデラギガンダのネタの出発点は確かに『ガーゴイル』なんですけど、いろいろ付け足しているうちにだいぶんかけ離れちゃいましたね。( ̄▽ ̄;)

    確かですねー、石像というところから『土の魔獣』に決めたんですが、そこから『タイタン』あたりのイメージとくっつきまして

    ・蝙蝠の翼、牛のような角を持つ(←この辺ガーゴイル要素)黒い鎧で武装した(←この辺イメージカラーから)、屈強な土の巨人(←この辺タイタン要素)

    となった気がします。
    あ、あとは『ガーゴイル』は雨どいということで、高いところから地上を見下ろしている、というところから『比較的頻繁に地上を見ている魔獣』という位置づけになったんじゃないかな。

    ……という訳で、筋肉隆々のタイタンが黒鎧で武装している姿、というのがマデラギガンダになりますね。
    ですのでおじいちゃんはおじいちゃんですが、アッシメニアがひなたぼっこしているのんびりとしたおじいちゃん(=ラムウ)だとすると、マデラギガンダは庭で乾布摩擦をしているやたら元気なじーちゃん(=タイタン)という感じですかね。

    ルヴィはそうですね、短気だけど真っすぐで純粋な人ではありました。
    話せばいつかは分かり合える、みたいな一昔前の熱血ヒーローみたいというか、最終的に人の良心を信じるようなところがあります。
    それが甘さともなり、村の悲劇を阻止できなかったことに繋がっていますね。

    マユはその辺、真逆ですね。
    あまり周りに期待していないというか……黙ってても思った通りになるとはハナから思ってないですね。
    「こうなると思った」「こうしてくれると思った」は一切無い人。
    ですので自分のやりたいこと、考えたことなどはしっかりと口に出すようにしています。

    コメントありがとうございます!
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