はい、魔界会議の様子・その1でございます。
裏話……いや、これが裏の裏ですから、うーん。( ̄~ ̄;)
そうですね、マデラギガンダの話でも。
身長体重が可変(3m~100m)で、存在を消す能力があるマデラは、割と頻繁に地上に降りています。
彼は最初にミーアに会ったこともあり、ミーア推しでした(笑)。
髪の色も瞳の色も違いますが、ルヴィの面影を残していたのはミーアの方だったので。
マユについては、最後の場で上手く利用されてしまったのもあり「小生意気な娘」という印象でした。
しかし、王獣訪問でのブレフェデラとの件を聞いて興味を覚え、直接対面。
匣迷宮での暮らしぶりやマユの人となりを見て、今ではわだかまりはありません。
マユにとっては匣迷宮での生活における師匠のようなポジションになっています。
* * *
マユ
「絶滅してしまったアメトリアンパイソンを匣迷宮で殖やして、地上に戻す、ということを考えてみたのですが」
マデラ
「当時の環境より汚染が進んでいるから難しいだろうな」
マユ
「汚染……では、ユーケルン辺りにちょろっと浄化を、」
マデラ
「やめておけ。それに地上は大騒ぎになるぞ」
マユ
「大騒ぎ?」
マデラ
「絶滅したはずの種が見つかったとなればそうだろう」
マユ
「……そうですね。保護しようとする人間もいるでしょうが、欲をかく人間は際限ありませんものね。独り占めしようとしたり、密猟して高値で取引しようとしたり……地上に余計な悪事を生み出す結果となりそうです」
マデラ
「……聖女はおよそ聖女らしくないことを言うのだな……」
マユ
「え? どういう意味ですか?」
マデラ
「思考回路が悪事を働く人間の方に近い」
マユ
「しっ、失礼過ぎますよ、マデラ!」
* * *
……多分、こんな感じ。d( ̄▽ ̄;)