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好きな事を語るだけの駄文①

拙い私の小説を読んでくれている方、本当にありがとうございます。
カエデ渚です。

小説を投稿し始めてから早一週間、初めてレビューを頂き(それも2件も!)、まさか本当に読んでくれる方が現れるなんて!と狂喜乱舞しております。

嬉しさのあまり、仕事終わりに最近ハマっている甘ーい日本酒を呑みながら今この文章を書いております。

自己紹介にて最近創作欲が抑えられずに投稿を始めたと書きましたが、それ以外にもとある欲求があったりするので、そこら辺の欲求を近況ノートにて発散しようかなと思った次第です。

その欲求とは、
「とにかく好きな事を語りたい」というものです。
なかなかリアル友人や同僚にはある程度熱量を抑えて語らないとドン引きされるので、ここで好きなだけ語ってみたい所存です。

色々語りたいものはあるのですが、今回は渡辺一夫という偉大な作家について鼻息荒く語っていこうかなと。
もしかしたら翻訳者としての氏を知っている方は多いかも知れません。あのリラダンの名著「未来のイヴ」やラブレーの「ガルガンチュア物語」シリーズなどの名作フランス文学を日本に紹介した偉大な本役者です。
とはいえ、翻訳者としての氏は色んなところで語り継がれているので……(あの三島由紀夫が翻訳者として尊敬していたとか逸話も多いですよ!)、作家としてのしての渡辺氏の素晴らしさを紹介したいです。

しかし悲しいことに、渡辺一夫著作集(私は神保町で五万程で購入しました)以外で読む手段が殆どないので、比較的読みやすい岩波文庫版「狂気について」という著作をお勧めします。

この作品には、現代人が考えなければならないことの根幹を痛快に指摘しているところに、文学者としての渡辺氏の思想が現れており、戦争を身近に感じていた人々の戦争の捉え方は、近代文学を読む上での様々な昭和世代作家の考え方を知るのに一役立つと思います。

個人的にハッとさせられるような考えも作品内にはあり、法律や政治や経済が洗練化され官僚化が進んでしまうと、人間のための制度ではなく制度のための人間になってしまうのではないかと危惧している場面もあり、それを防ぐために常に諸制度に対して人間的観点から批判し続けていく必要性を訴えております。

ここら辺は何も規模の大き問題と捉える必要はなく、身近な個人的な問題にも直結していることで、毎日の仕事やルーティンを見直すきっかけにもなるのではないでしょうか。

ともあれ、大江健三郎が絶賛したのも納得の良著ですので、是非一度目を通してみてはいかがでしょうか。

酔いに身を任せてつらつらと好きな事を少しだけ語ってみましたが、次回はもっと楽しげな話でも語りたいなと思いつつ、一旦ここいらでスマホで書く手を置こうと思います。

明日も仕事あるのに、日本酒を5号も頂いてしまいました。やはり好きな事を語れるとは良いものですね。
明日酔いが覚めてからこの文章を見たら、恥ずかしさのあまり削除してしまうかも知れませんが、次回もどうぞよろしくお願いします。

いつか君を想う季節 の方も、ぼちぼち登場人物の深掘り的な描写ができればなーと思っておりますので、辛抱強く読んで頂けると嬉しいです。

では皆様お休みなさい。

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