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要るかどうかわからないシーン

長編ミステリー、本日執筆しているのは、後の展開によっては要るかどうかがわからないシーンです。ミステリーでは、シーンは必要性があって書くものですから、単に観光してるとか、食事してるとか、とりとめのない会話してるとかがあってはいけません。少なくとも何らかの伏線を張る必要があります。さらに、その伏線は他のシーンに書いてもいい、となれば、そのシーンはやはり不要と言えます。

ただ長編ですから、本当に必要なシーン「だけ」では作品に潤いがなくなります。適度に薄めないといけません。それは伏線をわかりにくくするのにも役立ちます。だから、要るかどうかわからなくても書いておく、というのは一つの手です。不要なら後で消せますから。もちろん、こんなことするのはプロットが不十分にしかできていないからで(笑)、書きながら「この後どうしようか」と考えているのがいけないのです。

それと、登場人物の性格を描写するのに使えます。特に会話。受け答えの内容もそうですし、それに対する主人公のリアクションも。心の中の台詞(ツッコミ)もそうですね。書いていくことで、筆者自身もその人物の性格を認識することができて、後の会話でその人らしいことを言わせることができるようにもなります。まあとにかく、書くことですよ。

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