今週は長編ミステリーのプロットを考える予定です。昨日、今日と考えましたが、何も思い付いてません(笑)。せいぜい、場所をどこにするか考えたくらい。地図とWikipediaを見て遊んでたようなものです。何しろ、長編は一発アイデアでは書けませんから、いろんなネタの仕込みが必要です。土地のことを調べて、何か面白いエピソードがないかなあと探して、いい物があったらそこから話を膨らませると。まあ、こんなのじゃ本格は書けませんけどね。
さて、長編というのはどこの公募でもだいたい原稿用紙350枚以上ということになっています。横溝正史ミステリ&ホラー賞だけが200枚以上、です。ただ、応募する人は下限ぎりぎりじゃなくて上限いっぱいにする人が多いようですけどね。それはそうと「350枚」というのは結構長いです。何に長いかと言うと「2時間のドラマや映画にするには」長い。書かれたことを全部映像化するのは無理だと思います。端折ったり駆け足になったりする。それじゃあ原作の面白さが半減です。
そのせいか、テレビドラマには短編が採用されることが多いようです。しかし短編ではやはり短いんですね。1時間が限度で、それ以上は「水増し」が必要になってしまいます。ということで、「2時間」に一番いい量は200枚~250枚と踏んでいます。いわゆる中編です。それくらいの方が、読者にとってもささっと読めていいと思うのですよ。本の売り上げが減っていることや、電子書籍ではどんな長さの本でも対応可能なことを考えて、もっと中編の本の出版を増やして、ついでに公募文学賞も中編化する方がいいと思うんですが、出版界の人のご意見を伺ってみたいところです。