F1のカーナンバーは、現在ではドライバーが好きなナンバーを選んで、それを引退するまで使い続けることができます。ただし、前年優勝者はカーナンバー「1」を付ける権利があります(付けなくてもいいが、その場合「1」は空き番)。あるドライバーが2シーズン連続で参加しなかった場合、そのナンバーは他のドライバーでも使えるようになります。
さて、「仮想泥棒ゲーム」ステージ#9にはF1ドライバーが登場しています。本来ならF1ドライバーは何人もいるはずですが、ストーリー内に登場する(現役の)ドライバーは一人だけです。そしてそのドライバーのカーナンバーは「12」です。これはもちろん理由があって採用しています。ちなみに、現時点(2021年2月現在)、現実のF1では「12」は誰も使用していません。フェリペ・ナスルが2016年まで使用していましたので、今は誰でも使える番号です。2027年まで誰も使用しないことを望みます(笑)。また、本文の中でカーナンバーがわかっているドライバーがもう一人いて、それは(先のドライバーの)チームメイトです。「11」ということにしてありますが、別のナンバーにした方がよかったかもしれません。「11」は現実にはセルジオ・ペレスが使用中ですね。2026年以降も彼が現役だと、ありゃー、ということになってしまうわけですが(笑)、果たしてどうなるか。
ちなみに、過去は毎年、ナンバーを振り直していました。ドライバーではなく、チームに対してです。1973年以前はレースのエントリー順。74年~2013年は前年度のチャンピオンチームが「1」と「2」を使用し、以後はエントリーが早かったチームから番号を申請する(74年~95年)、あるいは前年度の順位に応じて番号を振る(96年~2013年)となっていました。ただ、なぜか「13」が飛ばされていました。やはり不吉な番号と思われていたのでしょうか?
また、現在の固定ナンバー制で、永久欠番があります。ジュール・ビアンキの「17」。レース中の事故で死亡したことによるもの。他にもう一つ、永久欠番にすべきナンバーが提案されるのですが、さてそれは? ステージ#9を最後までお読みいただければわかるかと…