2月に入り、明日で1週間になりますので、ミステリー短編の公開準備をしなければなりません。いちおう、来週末の13日から公開しよう、と考えてるんですけどね。ただ、それまでにもう1回は推敲する必要があります。後半に新キャラクターが登場するのですが、ちょっと唐突すぎるし出番も多すぎなので、控えめにした方がいいかも、と思っています。1月分も、新キャラの探偵と悪役の登場で、後半をかなり引っ張りましたよね。あれも、そう必然性があるストーリーではなかった(笑)。龍の皿の謎を解いて、貸主に会いに行って、ちゃんと返してもらいました、ちゃんちゃん、でもよかったのに、そう簡単にはいかない方が、と思って書き足したものですから。
だいたい、うちの探偵はすぐに謎を解いてしまうんですよ(笑)。あまり悩むシーンがないんですね。まあ、2月分にはそういうのがあるんですけど。だから、謎解き以外のところで苦労させないといけない。必然的に、謎に「間接的に」絡むキャラクターを出してくる、ということになるのです。シャーロック・ホームズ・シリーズを引き合いに出すと、基本的にワトソンの一人称で書かれた話がほとんどなのですが、ホームズの一人称が二つあります。そのうちの「白面の兵士」で、ホームズは「読者が話に興味を持つようにするには、それなりの書き方がある」と書いて、過去にワトソンの記述方法を批判した(「研究書として書くべきだ」)反省しています。つまり、謎とその解だけじゃなくて、適度な「じらし」が必要ということでしょう。
筆者の場合、それがまだうまくできないんでしょうね。物語の「適切な構成」を掴みきっていないのでしょう。小説(ミステリー)の書き方に関する本を読んで、学習しているつもりなんですけど。構成として一番うまくいったと思ってるのは、実は「第1話」です。一つの謎を解きかけたら、途中から別の謎が始まり、最後に二つが収束する。どうして第2話以降でうまくできないんでしょうか(笑)。3月に公開する話はまだネタすらできていませんが、いい展開を考えてみたいと思います。