長編ミステリー、執筆再開です。今週金曜までに、完成を目指します。といっても、初稿が書き上がるだけ。来週からは手直しと推敲です。でも、物語をいったん終わりまで書くというのは大事です。技術がない人は、「終われない」んですよ。事件の発端は書ける、謎を作ることもできる。しかし、解決ができない。「探偵にどうやって解決させればいいか」が思い付かないわけです。それで結局「ダメな解決のさせ方」をしてしまう。それについては以前の近況ノートで書きました。
とはいえ、筆者とて興味深い事件とスマートな解決を書いているわけでもありませんで。プロットの足りないところを日々補いながら汲々として書いている状態です。しかも、ラストシーンをまだ思い付いてないんですよ。4日後には書かないといけないのに(笑)。テーマは「人捜し」なので、捜し出せば解決と思いきや、それだけではダメですよね。そこに何らかのドラマがないといけない。わかりやすく言うと「感動」です。再会の感動。今まで会えなかった人に会えたんだから、感動があるのは当然ですが、会えなかった理由も明らかになることでしょう。その理由に何らかの工夫が必要ということです。チープ(お涙頂戴)にならないようにしないといけません。それをまだ思い付いてないんだから困る(笑)。
しかし、物語というのは書いているうちに、だんだんと結末(着地点)が見えてくるものです。今、わかっていると、書くときに先を急ぎたくなってしまうんですね。だから、バタバタと早足で解決させたくなる。そうすると最後が説明のみ(伏線回収)に終始してしまう。書く側が焦らされないと、読む側も焦らされないじゃないですか(笑)。だから、この先どうなるんだろうって思いながら書いているわけですよ。
真面目な話、プロットは今から考えます(笑)。