「仮想泥棒ゲーム」では実在の外国の町が登場するので、そこにある実物の建物を描写することがあります。たまに、架空の建物を作ってしまうこともあります。あと、架空の川を流したり、架空の島を置いてみたり。そういう架空のものでも、他の場所に実在するものを参考にすることがほとんどです。特に建物は、Google Mapで適当なものを探します。本当に便利ですね。実在するものの方が、描写にもリアリティーが出て来るのは間違いないですから。まあ、さほど描写は多くないですが。
そして今書いている長編ミステリーでも、架空の「家」を描写するのに実在の家をモデルにしました。高級住宅地の豪邸なのですが、ストーリー中で所番地はぼやかしているものの、その場所に建っている家そのままです。とはいえ、間取りや内装まではわかりませんから、外見のみ。しかもわざと少し広めに書いて(笑)。内装は別の家を参考にしました。「応接間」とかを検索するだけで、いろいろ写真が出てきますからね。
で、この後の展開で、架空の「島」を湖に浮かべる予定なのですが(「仮想泥棒ゲーム」のステージ#4でもやりましたが)それも実在の島を別の湖(あるいは海)から持ってくるつもりです。架空の島なんて、ミステリーではよくあることですからね。しかも、実在の別の島をモデルにするとか。横溝正史の『獄門島』のモデルになったのは「六島」だと言われてますし(映画などでロケをしたのは別の島らしいですが)。
それと、架空の「研究所」も建てる予定です。できればどこかの会社のものをモデルにしたいのですが、あまり露骨に描写すると会社からクレームが…まあ、来る訳ないですけどね、単なる公募用の作品だし(笑)。万一受賞でもして、出版されることになって、問題になるようなら書き換えればいいだけで。