執筆中の「仮想泥棒ゲーム」は公開を前提にした書き方で進めています。何のことかというと、「約4000字をひとまとまりにしたストーリーとすること」です。今までに書いたのは特に切れ目とかを意識してなかったので、もちろん、いいこともあれば悪いこともあるでしょう。いいことは4000字の中に山場を入れるのを意識するようになること、悪いことは分量が少ないとつい余計な文章を入れてしまうこと、でしょうか。プロの作家でも、連載の時と書き下ろしの時は配分が違うようです。連載してたのを単行本にするときに、リズムがよくなるように手を入れる作家もいるそうで。
筆者がやってるのはその逆ですね。まあ、同じようなことをしているプロ作家もおられると聞いた(読んだ)こともあります。事前に書き上げていて、連載を頼まれるとその作品を適切な長さに切っていって、1回分の文章を適宜調整する、とか。それを単行本にするときは、元の文章に戻すんですかね? そこはよくわかりません。
とにかく、今は4000字が単位です。これを原稿用紙にすると10枚ではなく、改行の関係で11~12枚になります。調子がいいときは1日でこの倍書けることもあります。まあそういうときはほとんどありませんね(笑)。たくさん書けるのは事前に書くことをきっちり決めているときです。たいていは考えながら、あるいは調べながら書くので、少なくなります。でも「書くことを決めてる」時は、事前にそれだけ時間を使っているわけです(主にプロット作成の段階で)。そういう時とそうでない時を比べると、結局同じ字数あたりにかける時間はさほど変わらないのでは?という気がしています。統計を取ったわけではありませんので、感覚ですが。
と、ここまで書いてきて、一つ忘れていることがあるのに気付きました。せっかく公開を意識しているのだから、各ブロックのサブタイトルもこの時点で考えておいたほうがいいですね。たいていは文章を書いた後でサブタイトルを考えることになると思いますが、先にサブタイトルを考えてから(つまり内容を決めてから)文章を書くという方法もある。どっちの方が時間かかるか、統計を取ってみてもいいかも(笑)。