今頃何言ってんの、と思われるかもしれませんが、「仮想泥棒ゲーム」を書くに際しての新型コロナウイルスの影響について。外国を舞台にしていますが、筆者が現地取材をしたわけではなく、ほぼ全てインターネットの情報に頼って書いています。Googleのストリートビューでは現地の景色が見られますし、主要な施設はウェブサイトを持っています。実際に観光で行った人のブログなんかも参考になります。しかし今、ちょっと困っているのは、新型コロナ流行により、施設の営業時間が変更されてる(短縮されてる)とか、バス・鉄道・船・飛行機の時刻が変更されてる(間引き・運休など)です。仮想世界は未来や過去を扱っていますから、現在の営業時間や運行時刻に頼る必要はないのですが、できればそれを目安としたい。その方が現実的だから、という考えに基づいています。利用者にとって便利な時間を設定しているはずですからね。
あと一つ、困っているのは、今後施設の廃業が大量発生するのではないか?という点。名所旧跡はなくならないでしょうけど、レストランやホテルはなくなったりするのです。有名な店、老舗でも、流行病には勝てないかもしれません。できれば話の公開時点ではなくなっていて欲しくないです。公開した後なら「予測できなかった、仕方ない」で済むのですが、公開前に閉店してると「既にないやろ」と突っ込まれてしまいます。仮想世界だからと言い訳はできても、そういうことがいくつもあったらさすがに興ざめですよね。
とにかく、今は普通でない状態が続いていて、現時点の情報取得も先読みもやりにくいです。いっそ、今は新しいストーリーを書くのは中断した方がいいんじゃないかと思うくらい。何しろ、書いても公開はまだずっと先ですからね。ただ、ストックがじりじりとなくなっていくというのは不安ですし、ブランクが長いと書けなくなる(書くときのリズムを忘れてしまう)のが心配ですから、想像でいろいろと補いながら書いていこうと思っています。