ここのところ、何日も連続して「仮想泥棒ゲーム」の創作をネタに挙げていますが、今日もその話です。仮想空間を舞台にしていますので、年月日は自由自在に設定できます。その際、日の出時刻、日の入り時刻、そして月齢を調べて、作品の中に反映します。朝は何時から明るいか、夕方は何時まで明るいか、ちゃんと書かないと「嘘」になってしまいますからね。もちろん、サマータイムがあれば補正してますよ。調べていて面白いと思ったのは、ヨーロッパの国は緯度が高いので、夏場はかなり遅くまで日が落ちないのです(サマータイムにもかかわらず)。8時過ぎまで明るいとかはよくあるんですよ。日本ではさすがにそれはない。夏至で、一番西の九州でも7時半が日の入りです。もちろん、それ以降も多少は明るいですけど、8時にはほぼ真っ暗でしょう。
でも、夏場のヨーロッパなら8時でも「夜」じゃない。なぜそれが気になるかというと、「泥棒」がメインキャラクターだからです。活躍の場は夜なんですよね。つまり夏場は活動時間が短くなる(笑)。さらに、月齢を気にするのは、なるべくなら「月のない夜」に行動させたいからです。だから新月ならベスト。そうでなくても、その前後1週間なら、真夜中には月がないわけです。で、ステージの「月と日」を決めたら、後はいろいろな「年」を調べて、新月あるいはそれに近い月齢になる年を選ぶのです! ご存じのとおり、月の満ち欠けは太陽暦の日付とは一致しません。しかし1950年から2050年の間には、だいたい望みの月齢が得られるというわけ。もっとも、特定の年月日に合わせないといけない場合もあるので、全てのステージでそれをやるわけではありません。中には「ある日付けを日曜日にしないといけない」ステージもありました(ステージ#2)。また、新月ではなく満月の場合もあります(未公開)。
で、今書いている最新話では、「ある日が土曜日であって、月齢がほぼ0(新月)」という制約をつけることにしました。もちろん、そうなる年は見つかったのですが、運のいいことに「その年が、ある出来事からちょうどウン十周年」というおまけが付いていました。だから、機嫌を良くして書き始められました。でも、まだ第1日を書き終わってません。いろいろと詰め込んでいるので、第1日だけが長めなのです。でも、あと二日くらいで書き終わりそう。全体は来月末までに終わるかなあというところです。でも、何度も言いますが、公開は1年半くらい後ですよ(笑)。