「Cool & Sensible 湾岸探偵局!」の第5話を明日から公開します。いつもは土曜日から連載することにしていましたが、今回は物語の都合上、月曜日から始めることとしました。要するに、物語の最初のシーンが月曜日なのですよ。ただそれだけです(笑)。しかもその月曜日の話が4パートもあるわけで(全部で9パートです)、結局火曜日のシーンは金曜日から公開という、ちぐはぐなことになるんですけどね。まあ、しかたない。
さて、これまでの作品では「依頼者視点」と「警察視点」によって記述していましたが、今回のは「依頼者視点」のみです。しかも一人称です。そして視点人物の性格は、既に公開済みの「真夏の夜の不在証明」や「隠された手紙」の主人公(「私」)ととてもよく似ています。年齢が違うので同一人物ではないですが、「冷めた目の若い女性」という点が共通です。違いとしては、今回の「私」はJKです(実にJKらしくない性格の持ち主ですが)。それから、名前を持っています。家族もいます。そして再登場の予定もあります(笑)。どういう役割で再登場させるかは、まだ思案中ですが。
また「警察視点」がないため、今回は刑事コンビの登場シーンも少ないです。とはいえ、生活安全課としてちゃんと任務は果たすんですけどね。この次の作品では登場シーンを増やしたいと思います。
それから、鑑識。今までに、視覚、味覚、嗅覚で鑑定をしてきましたが、今回はようやく「聴覚」です。鋭い聴覚といえば、よく「床に落ちた(複数の)硬貨の音を聞いて合計金額を当てる」というのがありますが、そういう派手なのではなくて、もっと地味な鑑識です(笑)。科捜研でもできるはずですが、雑音を取り除いたり波形を解析したり…ということをせずに、1回聞いただけで即座に鑑識してしまう、というのが売りですので、そこをお楽しみに。