https://kakuyomu.jp/works/16817139558435332190/episodes/16817139558684973079関東では鰻を背開きにして、脂を落とす為に一度蒸し、それから蒲焼きにします。
関西では鰻を腹開きにして、脂を落とす為に白焼きにして、それから蒲焼きにします。
で、東西文化の融合地点である中部地方は両方混ざっています。三重県では津は腹開きが多いですが松阪や伊勢は背開きです。脂落としは基本的に白焼きです。文化圏としては関西寄りではありますが、松阪、伊勢は江戸時代から関東との繋がりが深かったから背開きなんでしょうね(腹開きは切腹に通じるとして江戸っ子には縁起悪いとされた)
焼き方はどちらかと言えば関西寄りですがタレの味付けは関東寄りです。しかし白焼きをそのまま食べるのは関西文化です。とまあこんな風に三重は東西の食文化が入り交じって独自の進化を遂げていますが、これはなにも鰻に限らずあらゆる料理に共通する部分でもありますね。