はじめまして。胡麻かるびです。
どうでもいいですが、ネットで「かるび」名義が増えた気がします。
2015年来の古参かるびであることをここに明言しておきます。
という謎マウントはさておき……。
タイトルにもあるように前回の近況ノートから、なんと22ヶ月経過しました。
1年10ヶ月ですね。
初めてのカクヨム近況ノートから累計で33ヶ月経過したので、11の倍数×更新回数(ヶ月)ごとに脳内タイマーが働いて近況を報告に来るのだと思います。
次の近況報告は33ヶ月後、すなわち2029年2月かも。
以下、近況の中身となります。
まずラノベ作家・朝依しるとの執筆状況についてですが、
デビュー作『Vエン』の灯火が消えました。
おかげさまのコミカライズはガンガン様の月刊連載も終了しました。
コミック3巻が先月4月11日に発売し、そちらが最終巻となります。
購読いただいた方々、本当にありがとうございました。
Vエンはそれで終わりで、今後何か起きることもないでしょう。
中途半端な終わりで、続きを楽しみにしてる方がいたら申し訳ありません。
原作の続刊やコミカライズの続きもありません。
振り返れば、コミカライズにあたって漫画家さんやあちらの編集さんとのコミュニケーションイベントも発生することなく、あっさり終わってしまいました。
なんか関係者へのお礼とかちゃんとしたほうが良かったでしょうか。
商慣習への理解がなさすぎて、もしも不躾・不義理なことをしていたら申し訳なく思います……。
そういう礼儀を教えてくれるメンターやチューターがいるような業界でもないので、雰囲気で対応しています。すみません。
さて、小説家としての仕事に関してです。
担当編集さんとの打ち合わせはだいたい2,3ヶ月に一度のペース、突然の一方的な電話から始まります。
デビュー後から打ち合わせ回数は累計15回程度でしょうか。
振り返るとけっこう電話してるのかな。全部電話です。
ありがたや。ありがたや。
ただ、私はデビューしてから既に3年4ヶ月も経過している立場です。
おそらくラノベ作家界隈でもかなりスローペースな活動状況と言えるでしょう。
新人としての鮮度はもうありません。
有名どころで言うと、別レーベルですがアニメで話題になり、劇場版も予定されている『死亡遊戯で飯を食う』の作者さんと同時期のデビューですね。
そちらはそちらで躍進おめでとうございます! という晴れやかな気持ちです。
ラノベ発でメディアミックスの話が進むと、安心感がありますね。
嫉妬とかないの?
と、人間の疾しい部分に触れる方もいますが……。
そういう感情があったのは、装飾なく2年ほど前までですね。
デビューから一年以内はそれはもう、自分がせっかくデビューしたにも関わらず(仕方ないにせよ)売れなかったことへのショックや、反面売れている方々に対して羨ましいな、と思うことは多々ありました。
コミカライズまでして何を言うか! と指摘が入るかもしれませんが、私の認識では大漫画時代において、コミカライズ企画はそこまで珍しくないのでは……という印象があります。(恵まれたことを言っていたら本当に申し訳ありません)
また、実を言うと、F大賞の大賞受賞作品が歴代アニメ化を続けている中、私で途絶えていることにも劣等感をおぼえています。
現在の私は本当に色々と過ぎ去った虚無の身です。
そんなわけで私事に戻りますが、絶賛、何もありません。
ラノベを読む方はほとんど作者名を覚えないと思いますし、私が仮に次回作を出したときも「あぁ、あの作品のひとね」と紐づく方は、このスパンでの活動状況からして、ほぼ望み薄ではないでしょうか。
まぁ、そういう読者さん側の作者関連付けには大した意味がない、と不肖の身ながら考えていますけど。
それより深刻なのは、業界関係者に対してです。
客観的に見て私はデビュー作以降“出せていない”作家になります。
後年にデビューした作家のほうが勢力的に出版しているでしょう。
追えていないので想像でしかないのですが。
追えていないというか、追っていないだけかも。
なぜ自分の心に深刻なダメージを与えることがわかってるのに、あえて最近の業界動向を追わなければならないのか、というわけです。
この“出せていない作家”のレッテルは深刻なのでは、と思います。
なぜなら次の作品に繋がらないからです。
昔の話で、どうやら3年縛り?というものがあったそうで。
新人賞からデビューした作家は3年間、そのレーベルでだけ仕事のお付き合いをしていくものだという暗黙の了解があったそうです。都市伝説なのかな?
いまではそんなこともないのかもしれませんが。
私は既に3年経過しましたが、他のレーベルから出すにあたっても、ひけらかす実績が少なすぎます。
また、某SNSでも見かけたのですが、2作目を出していない作家には別レーベルの編集さんも声をかけにくい?的な私見を見た気がします。
それが本当なら私の場合、デビューレーベルで次回作のハードルを越えないかぎり、他のお仕事も期待できないのでしょう。
そういえば余談を挟みますが、一年半ほど前かな?
謝恩会で知り合った先輩で9年ぶりに刊行したという作家さんがいました。
私の短い経歴の中で聞いた話では、それが最長です。
私もそれくらいになるのでしょうか。
覚悟を決めなければ。
ここで一つ、心して主張しておきたいのは、私が次回作を出していないのは意欲の低下でも、私生活の忙しさでもありません。
やる気ならめちゃくちゃありまして、執筆は常に続けています。
なんなら、真実を語るとすると別ジャンルの公募に2回ほど応募しました。
成果は出ていませんが。
ラノベに関してどうして出せないのかを一言でまとめると、担当編集の期待に応えられてないから、になると思います。
過去十五回ほど繰り広げられた打ち合わせでは、私は電話越しに担当編集さんのありがたいアドバイスに耳を傾け、企画はアイドルもの、島もの、VTuberものと3本程度の方向性の作品を提出し、プロット上は累計14回ボツになりました。
(ボツ回答=電話回数なので、累計15回という回数は正しい気がする)
最近ようやく入念に作り込まれたプロットで「問題ないでしょう」と言われ、書き上げた本文を提出したのですが、物語全体構成についてダメ出しされました。
これほど粘り強く食い下がっても、形にならないという悔しい世界です。
どうやらプロット通りに書いたことがダメだそうで……。
正直に言って小説というものがよくわからなくなり、2,3週間ほど何も着手できなくなったことは言い添えておきます。
打ち合わせではキャラ名や役割も間違えられたり、と、おそらくちゃんと読むというより、掴みの感じや読感の雰囲気から、いけるか否かを感じ取っているのではないかと思います。
そこをうまく書けない自分が悪いです。
なので2,3週間で立ち直り、ちゃんと書き直して、また出しました。
はてさて、次の打ち合わせはいつになるでしょう……。
この作品の刊行は一体いつになるでしょう……。
9年覚悟と言うのもわかると思います。
手前味噌ですが、私は自省・内省の精神が根づいているタイプの作家なので、何か言われても「自分が悪い」と思うようにしています。
でも一つだけビジネスライクなことを言わせてもらえれば、メールで連絡した後、いつも「再来週を目途に戻します」ということを回答されるのですが、その後に返事が来るのは2,3ヶ月後になります。
当初はリマインドもしましたが、基本放置されるのでリマインドもやめるようになりました。
商慣習的にそれくらいの感覚になるのは、いろいろ多忙極まれりな業態で仕方ないのかと思いますが、それなら最初から「二ヶ月後を目途に戻します」って言ってくれればいいのに……と個人的には思います。
また、突然の予告なしの電話だと出られないことが多いので、目途が経った段階でメールで何日頃とか予告くだされば、こちらも打ち合わせの準備ができるのですが……。
この突発電話凸が果たして打ち合わせと言えるのかどうか、私も経験が浅くてよくわかりません。
また、これは私の至極個人的な経験で、他の作家さんで違うのか、それとも優遇されているほうなのかもよくわかりません。
私は業界との繋がりが非常に薄いので。
現状のラノベ作家としての活動はそんな状況です。
ところで、昨年度の謝恩会は行ってないので、他の同レーベルデビュー作家さんの近況はまったく把握しておりません。
私としてはどうしても謝恩会に行く気になれなかった。
招待状は届いたのですが、3年もくすぶっている大賞受賞作家がどのツラ下げて参加しろというのか。
さすがに私も恥を晒せませんでした。
大御所作家もたくさん参加する場で、せっかく審査員の先生方から評価を受けてデビューしたというのに、大した実績は作れていないのですから。
というかなぜ招待状が来たんだろ。絶対に宛先削除漏れだろ、と思いました。
まぁそんな感じで謝恩会にも行かず、業界のリサーチも滞っている私なので、申し訳ありませんが、この3年の間で新人賞からデビューした後輩が何人いて、どんな方がいるのかちゃんと把握できていません。
35回の大賞受賞の先輩として不甲斐ないです。
この近況ノートも読まれるのかな? いえーい、後輩みてるー?
また、実績がない上に内部情報も持ち合わせていません。
編集部で何が起きているのか、どういう顔ぶれがいて、今はどんな作品が売れ筋として扱われ、企画会議を通って出版に至るのか、etc.
元々不思議に感じていたのですが、私の場合、本当に編集部との繋がりが薄いし、浅い。名義のせいでしょうか?
2年前まで先輩・同期等から編集部の内部事情を聞くことがありました。
「それってどこで知りました? 誰から聞いたんです?」
そう訊ねると、だいたい作家の横の繋がりだったり担当編集だったりという情報網を教えてくれます。
私のもとにはその手の情報が一切入ってきません。
自分で情報収集しろよ、とツッコミが入る気がするのですが、私自身あまり野次馬のように業界のことを嗅ぎ回るのが苦手だったり、余所への探りを入れることについて担当編集さんに嫌な受け取られ方をするかなと不安に思ったりと、自分から聞く気が起きませんでした。
ここまでの話で私と担当編集との関係性について感じ入る方もいると思います。
まぁ悪いとは言いませんが、良くはないと思います。
一昨年の謝恩会では顔も忘れられ、名札を確認されたくらいです。
はてさて、今宵は明け透けに作家活動について語りました。
ちょっと長々書きすぎて疲れたので、他にもいろいろと別の近況も書こうと思ったのですが、今回はこの辺にしておきます。
長すぎて興味のある方しか読んでないかな、と思いますし。
最近『プラダを着た悪魔』が地上波で放送され、がっつり視聴しました。そこでアン・ハサウェイ演じるアンディが自分の扱いについてスタンリー・トゥッチ演じるナイジェルに愚痴るシーンがあるのですが、そのシーンでの台詞が心に響きました。
「君の仕事を引き受ける代わりの子なんて5分で見つかる。本当にその仕事をやりたい子がね」
私たち作家についても、もはや生成AIもありふれた時代に自分の代わりなんていくらでもいるわけです。
だからこの境遇に置かれていることにまず感謝と誇りを忘れないようにしなければなりません。
そんなわけで、私は粘り強く活動しています!
消えていないですよ。
もしも次回作が出るとき、この近況ノートを読んだ方がいれば、苦難を乗り越えたんだなと思っていただければ幸甚です。
あるいは、後輩や別レーベルの作家さん、業界関係者の方が読んでいた場合、こんな卑屈で日の目を見ない作家もいるんだな~と思って、ご自身が苦しい状況にいたとしても、下を見る感覚で安心していただければと思います!
それではまた、2029年2月の未来に!
P.S.
カクヨムはAI作品だらけになってるかと思ったら意外とそうでもなさそうなので、私も執筆欲を満たすため、自尊心を保つため、何か投稿してるかもしれません。
そのときはぜひよろしくお願いします。