2021年7月から投稿を始めた『沈む陽、昇る月』がお陰様で無事完結いたしました。
初めての投稿でドキドキしながら「プロローグ」をアップロードした日、まだ物語の道筋が最後まで見えていなかったにも拘わらず見切り発車をし完結までたどり着けるかも分からない手探り状態でこの物語はスタートしました。私の拙い文章を読んでくださる方が現れ、コメントまで書いてくださる方々との出会いは驚きであり、喜びでした。
いただいたコメントに背中を押され、折れそうな心に添え木を当てて支えていただきました。読んでくださる方、わざわざ時間を割いてコメントを残してくださる方たちの存在がなければこの道のりを最後まで歩ききることはできなかったと思います。この場をお借りしてお礼の言葉を届けさせてください。本当にありがとうございました。
主人公の二人や脇を賑わしているキャラクターたちを気に入ってくださった方からコメントをいただくたび、「私の独りよがりな好み」を世間に晒しても大丈夫なのだろうかという恐れが少しずつ薄れていきました。その恐れが完全に消えたわけではありませんが、今では「私の好みはこれですが、何か?」と開き直る図太さを身に着けました。
この物語に登場するキャラクターたちは、脇役や悪役も含め全員が私の愛すべき創作仲間のようなものです。物語のプロットを考えている時は脳内の会議室にみんなで集まってあーでもないこーでもないと意見交換をしている感じです。その会議室の中で私は議長を務めなければならず、一筋縄ではいかないメンバーをまとめるのは大変でしたが私自身が予想もしなかった意見が出てきたときにはゾクゾクとしたものでした。
この脳内会議室の中には今回出番のなかったメンバーがまだまだ大勢います。早く彼らを皆様にご紹介したいのですが、作者の力不足が原因で彼らを最高に魅力的に登場させるお話が思いつきません。これから鋭意努力してお話を作り上げていく所存です。(←何かの演説みたいな口調になった)
彼らの物語に最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。
また新しい物語でお会いできる日を楽しみにしています。
蒼井アリス