※添付写真に虫のイラストがあるので(デフォルメしたやつだけど)苦手な方はご注意ください。
夏休みシーズンが終わり、朝晩が少し秋めいてきましたね。
最近カクヨム活動は控えめですが、元気にやっております^^
多忙につき、当面カクは長編とエッセイの更新くらいしかできないと思います。
ヨムはのんびりマイペースでやっていきます。
出没した際には、はぐれメタルだと思って構ってやってください。
表題の件①
夏休みの(子供ではなく自分の)自由研究として、ストームグラス作りに挑戦しました。
瓶の中に化学薬品を詰めて結晶ができるようにして、天気次第でその結晶が変わる様子を楽しむ…というアレです。
お洒落インテリアとしてお店で売られているのを結構見かけます。
しかし、ネットで拾った一番簡単なレシピを借用したのがいけなかったのでしょうか。
作って一ヶ月以上経つのに、結晶が全然できませーん(ノД`)・゜・。
一般的な材料は【樟脳、硝酸カリウム、塩化アンモニウム、エタノール水溶液】らしいのですが、採用したレシピだと【精製水、無水エタノール、樟脳】の材料三つ。やはり、無理があったか!?
水を増やすと結晶ができやすいと知り、たくさん作ったうちの瓶の1つに精製水を足してみると、直後は結晶が残るけれど、放置するうちに溶けてしまいます。
(写真下段左が結晶の出ている様子。右が透明になったところ)
やはり材料三つではだめなのか…
時が満ちていないだけなのか…
使った瓶が大きすぎたのか…
温度変化が足りないのか…
もし、何か知見をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご助言をお願いいたします<(_ _)>
表題の件②
その昔、庭で白くてフワフワなエビフライ似の、小さな可愛い虫を見つけまして。
白いフワフワは明らかに蝋物質なので、植物にはよくないなあと思いつつ、あんまり可愛いのですっかり気に入ってしまいました。
調べてみると正体は、アオバハゴロモの幼虫。
成虫は、小さな二枚貝みたいな薄緑の羽を持つ、草むらによくいるポピュラーなやつです。
植物に蝋物質を絡ませる迷惑な子だけど、可愛いからつい許しちゃう。
そんな出会いから数年が経ち、今年の6月、新たな出会いがありました。
最初は、床にカスミソウが落ちていると思ったんですよ。
うちの玄関にはドライフラワーにしたカスミソウが飾ってあるので、その花の部分が服にくっついて、リビングの床に落ちたのかなあと。
で、拾おうとしたら…動き出す!!
ええええ!!花が動いた!!??
びっくりしてよくよく観察すると、なんか足が生えてます。
捕まえてみたら、小さな小さな、花を背負ったような姿の虫でした。
この花みたいな部分は、蝋物質に違いない。
そういう虫にはアオバハゴロモがいると既に知っていたので、ハゴロモ類の仲間なんじゃないかとピンときて調べてみたところ、大当たり。
ハゴロモ類は数種類いて、幼虫はそれぞれの羽を背負って生きているようなのです。
じゃ、このお花みたいな、前から見ると宝塚感ある子は、何ハゴロモ?
同定にはちょっと手こずりました。
結論から言うと、恐らく「チュウゴクアミガサハゴロモの幼虫」です。
なぜ同定が難しかったのかというと…
①名前が似たものと、姿が似たものがある
②ネット上に挙げられた写真は個体差が大きい上に、齢によって違う種のものがよく似て見える時期がある
③ネット上で種名を同定しきれずに、または間違えて紹介している人がいる
だいたいこんな理由だと思います。
「チュウゴクアミガサハゴロモ」に対して在来種の「アミガサハゴロモ」がいるけれど、名前は似ているのに姿は全然似ていない。
姿はむしろ「オオシラホシハゴロモ」の幼虫に近い時期がある。
この辺が混乱の元だと思ったので、一目で見分けのつく自分なりの同定用メモを作りました。イラストとワンポイント解説付き。
同じことで悩んでいる方、良かったらお役立てください。(「いねえよ」byフォロワーの皆さま)
きちんと調べて書いたつもりですが、間違いがあったらゴメンナサイ。
調べるうちにわかったこと。
「チュウゴクアミガサハゴロモ」は近年日本で爆発的に増えつつある害虫で、発見されると各自治体で「病害虫発生予報特殊報」というのが発されるようです。
近年爆発的…それでついに、うちの庭にも!
可愛いなあと愛でている場合じゃなかった。
農家さんの手ごわい敵だった。
もしもある日、あなたの足元で、小さなお花が突然動き始めたら…
それはきっと、ハゴロモ類の幼虫かもしれません。
さ、執筆も頑張ろ…
