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朱の紅葉の百鬼譚完結

朱の紅葉の百鬼譚、無事に完結いたしました。
それにあたり久々に近況ノートを書いてみます。
こういうエッセイっぽいものを書くのは苦手で駄文になりますがご容赦ください。
とにかく今回の執筆は難航しました。長編に半年かかったのは久々でした。
主にモチベーションの低下が原因で書こうに書けないみたいなのが何回かありました。
それでも応援くださったり、TwitterでRTいいねくださったり、ずっと読んでくださった方のおかげでなんとか完結出来ました。
本当にありがとうございました。

今回の小説の舞台の渚市のモデルは新潟市です。
なんのアレンジもなしで変えたのは名前ぐらい。
地形は本当にそのまんまのイメージです。
大体新潟駅前から信濃川近辺までが話の中心になってましたね。
千石橋は万代橋だし、陽毱が天淵に襲われた公園なんてそのまんまだし、国際会議場は朱鷺メッセです。
新潟大好きなんですけどコロナで行けないので小説で出して少しでも気を紛らわした次第です。
もっと色々出したかったくらいですけど話には尺があるので無理でした。

登場人物ですが、自分は主人公勢は大抵、見た漫画とかゲームで「こんなキャラ書きたい」と思ったキャラをモデルにして書くことが多いです。才能がないからオリジナリティが出せないだけなんですが、結構楽しいしプロでもないのでそういうやり方でやってます。
主要な3人は紅葉は『鬼滅の刃』の胡蝶しのぶ、四島はポケモンのネズ、陽毱はストリートファイターのジュリからイメージを得て書きました。
陽毱は結構変わった気がしますね。ジュリほどやんちゃではなかったです。
まぁ、それぞれの作者ではなく自分が書くんだから勝手に少しずつ別キャラにはなりますね。
あんまり良いやり方ではないかもですが。
それぞれコメントすれば紅葉はいい感じに面倒な先輩になった気がするし、四島は無表情キャラが好きなので書いてて楽しかったです。陽毱は一見明るいけど本心を隠すタイプの人間みたいなキャラで、複雑なところをもうちょっと出せたら良かったかな。まぁ、良い子になって良かったです。


悪役の方は逆にほぼオリジナルになってると思います。
悪役は、悪党とか正義が行きすぎて悪になったとかよりも思考回路が狂ってる人間の悪役が好きで、天淵も蕨平もそんな感じになってます。
空の境界の荒耶とかエヴァのゲンドウみたいなのが悪役としては好きで。
まぁ、自分で気づかないうちにそれぞれどこかのキャラの切った貼ったになってるのかもしれませんが。
蕨平の能力は結構お気に入りだし、天淵の究極に生物感がないという設定も結構気に入ってます。


怪異という設定も書きやすそうという大したことない理由で書き始めたんですが、蕨平を書けたのでなんとなくな割には選んで良かった気がします。
もうちょっと都市伝説とか調べてらしい怪異出しても良かったかなとも思いますが。
マンホールとか自販機とか怪異にすればよかった。
怪異狩とか組合の設定考えるのは楽しかったですね。仕事に仕組みとか考えるの結構好きみたいです。


最初にも書きましたが、今回は執筆が難航しました。
実生活のゴタゴタもあったんですが、純粋に小説を書く楽しさがなんとなく見えにくくなってて、書くのが大変だったです。
途中、小説書くようになってから10年記念の日を迎えて、どこかで「もういいんじゃないか」という思いも芽生えてしまって。
でも、まぁ無理やり書いたら書けるものでなんとか終盤まで行きまして。通しで読んでくださってる方もおられてどうしても完成させたかったですし。
でも、終盤は楽しかった。とても楽しかったです。小説を書くのが楽しかった。
まぁ、いつも大抵楽しいんですが、でもこういう状況でもやっぱり楽しかったです。
実生活がゴタゴタだろうが、もういい年だろうが、10年経っても小説家になれていなかろうがやはり楽しかった。
いろんなことを忘れて小説に没入できた。
少しですが自信みたいなものになりました。少なくとも自分は小説を書くのが楽しいのだという。
まだ、なんとか書いていけそうです。
だから、紅葉たちには感謝してます。

最後に重ね重ね、読んでくださった方、応援評価くださった方、TwitterでいいねRTくださった方、ありがとうございました。
本当に励みになりました。
次回作のアイデアも徐々に練っています。
ただ、公募に間に合わせるために一気に書いたのでちょっと疲れてて、しばらく空くと思います。多分。興味があれば次回も覗いてみていただけると幸いです。

ここまで駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
では、命あらばまた他日。

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