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冬の悲しい出来事とささやかな幸せ。

今年の冬は人の命にかかわる悲しい出来事が続きました。
豊かで恵まれていても命を落とす人。
治療を受けに来ているはずなのに、他者を傷つけ殺す者。

なんか、明らかに世の中が病んでいるのかなあと感じます。
他に選択肢がなくて選んだ道ではなく、沢山ある行動パターンの中からわざわざその道を選ぶことに強い理不尽さを感じます。

かく言う私も豊かでも恵まれているわけでもないかと思いますが、それでも毎日平穏に穏かに生きているという点では幸せなのではと感じています。
私自身は、近くのパン屋で美味しいパンを見つけたとか、歯の治療で痛みが引いたとか、小説を書いて素敵なコメントが返ってきたとか、ツイッターでいろんな人とやり取りしてるとか、ささやかな事ですが満足しています。

私のよく知るある人物は大きな器を持ち、魅力的な人物でしたが、若い時の貧しさによるトラウマから己を大きく、豊かに見せることに人生のエネルギーを費やしていました。

やがてそれは餓鬼道のように悪い友人との交わりと己を見失う不幸を伴ないながら自滅の道に突き進み、ほとんどすべての物を失ってから正気に戻ることになりました。

この日本という国は全体としてはこれから寂しくなる方向に向かうと思いますが、その中でささやかな出来事から楽しさや幸せを見つけて生きていくのも良いのではと思う次第です。

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