今期も新作アニメが続々登場してきました。なろう系も相変わらず健在で「魔王学院の不適合者」以下略を見てとても面白いと思いました。
小説もいまだなろう全盛期ですね。
ただ、小説を書く立場からすると競争率がすごく高そうで大変だなあと思ったりします。
昔話で恐縮ですが、今から約30年前、テレビゲームの世界ではRPGが全盛期で売り上げベスト10を席捲することも当たり前の時代でした。
私が当時熱中したシミュレーションゲーム(光栄、現コーエーテクモ)は30位前後でした。
今でもRPGは強いですが、以前ほどの勢いはありません。
逆にシミュレーションは一定のファンを集め、興行的には安定しています。
私の小説の題名も某大人気なろう小説をあやかったものですが、内容は現代ファンタジーです。
いつか、シミュレーションゲームのように風がこちらに吹くことを待ちながら、続きを書いています。
さて、小説を読むときなぜなろう系を読むのか。
色々理由はあるでしょうが、おおきな理由としてみんなが読むから、流行りだからというのはあると思います。
これがてんぷらの衣のようなものでして、これが目立っておいしそうだから注文しているというのはあると思います。
てんぷらが好きになると、まず外れはないと考えますし、中身が分からなくても期待値が高いという訳です。
これが、アニメ化ととか大手出版社文庫化といったメーカー品のてんぷら粉になるともう高級感あふれまくりでとにかく食べてみようとなるわけです。
誤解なきようお願いしますが、これは昔からある手法で例えば40年前ぐらいだと有名映画スターがてんぷらのたねで、映画作品がてんぷらみたいな感じで量産され、大ヒットしていました。
何が言いたいかというと小説そのものよりも、その味付けで作品を賞味していることが多いという事実が言いたいのです。
実際の食事も味そのものより、その場の雰囲気や値段やそこでしか手に入らない希少性といったもので評価がかさ上げされます。
私はそれは素晴らしいことだと考えています。
そのことによって幸福感や満足感が数倍に跳ね上がるからです。
もちろん例外もあり、てんぷら粉がゲテモノだったり、たねと食い合わせが悪くて失敗した事例も山のようにありますが・・・
長くなりましたが、これからもなろう系小説が繁栄し、より多くの作家さんが成功することを願っています。
最後に絶賛執筆中の「ゼロからはじめる島津大河誘致」もどうかよろしくお願いします。
以上ちらしの裏でした。