• 異世界ファンタジー
  • エッセイ・ノンフィクション

最近のネット小説の質について。

 正直、ネット小説は流れに上手く乗れた者が勝つと考えていました。

〈スライム倒して三百年〉という小説の後書きを読んでみると作者もタイトルで成功したみたいなことを言ってましたし。

 タイトルで勝負が決まるんだなと思うようになってから数年。

 最近のネット小説は自分が知っていた頃とは比較にならないくらいレベルが高くなっていました。

 特に文章力の進歩が著しいです。

 文章力だけならフェイトゼロ並みの作品がたくさんあります。

 そんな猛者たちと競い合うようなバイタリティは自分にはありません。

 その猛者たちでさえ新人賞を取れないのだから自分にはなす術がないです。

 特に自分は一次選考を通過した評価シートで文章力の低さを指摘されています。

 有名な小説の模写をしてみてはどうかとも書かれていました。

 はっきり言って、ダメ押しです。

 改めて、小説家になる厳しさを思い知らされた今日この頃です。

 

2件のコメント

  •  プロを目指すのは修羅の道、と、あるかたがエッセイに書いておられました。
     そのうえ、プロになっても執筆一本で食べていけるのは、ごくごくひとにぎりだそうです。

     自分の書きたいものを書いて、それがたまたま時流に乗れればよし。
     乗れなくても、書きたい、自分の想像を発信したい、という欲求を満たせるなら、書くことに意義はあると思うんですよ。
  •  そう割り切って思えるのが一番、良いのですが、どうしても小説家としての体裁が欲しくなってしまうんですよね。

     だから、自費出版でも良いから本を世に出したいと躍起になってしまうわけで。

     テレビでも小説の賞を取ったと知った瞬間に泣き崩れてしまった女性の話をしていましたが、今なら彼女の気持ちもよく分かります。

     やっぱり、小説家というのは自分にとって特別なステータスなんだと思います。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する