タイトル通り、三分で人生が変わった青年のお話です。
ドビュッシーいいよね。弾くのも聴くのも好き。
ドビュッシーと言えば昔、ピアノの楽譜の本をぺらぺらと眺めていた時に『亜麻色の髪の乙女』のタイトルを見て、次はこれを練習してみよう!と思って弾いてみて首を傾げた事があります。
自分の頭の中にあったメロディーは、島谷ひとみさんがカバーした『亜麻色の髪の乙女』。
同じタイトルでも曲調の違う全くの別物だったのです。
弾けば弾くほど頭の中で流れているメロディーとかけ離れていくから、別物と知らなかった当時はずっと「なんで?なんで?」と思っていたなぁ……。
そんな事も思い出しつつ書いた短編です。