久々に怖い夢見た!!(((゜Д゜;)))
だからいっそ書き出して消化!昇華!
と思いまして、記憶が薄れないうちに纏めました
(※長いです)
舞台は森に囲まれた、キャンプも出来る総合森林スポーツ公園みたいな場所
そしてその敷地内にある、今は使われなくなった建物
自分は高校の弓道部の部員になっていて、顧問の先生(若い男性)と部員数名で合宿も兼ねたキャンプ場でお泊まり&バーベキューにやって来た
部員は男子4人と女子3人の全部で7名
うち2人が遅れると事前に連絡があり、全員集まるまでは思い思い自由に過ごしていた
ご飯だったか練習の時間だったかは忘れてしまったけれど、先生の声掛けで流しや作り付けの木のテーブルのあるバーベキュー場にみんな集まった所で、遅れて参加のうちの1人、男子部員からちょうど連絡が入り、その場にいた5人で迎えにいく事になった
その途中、キャンプ場の端にある4階建ての無人の建物が気になり、ふらりと何の気なしにみんなで入ってみた
長い間使われていなかったはずなのに、定期的に掃除されているのか中は綺麗で、古い臭いもしない
入ってみてわかったのは、ここは嘗て学校だったという事
いくつもの教室と、たくさんのフックのついた廊下の壁
誰かの忘れ物なのか、巾着袋がぽつんと掛けられているフックもある
蛇口を捻ってみると濁っていない綺麗な水が出て、使われなくなってまだそんなに経っていない廃校なんだろうという事になった
プールは見当たらないのに、濃い赤と青で男女が色分けされた更衣室があって覗いてみると、ロッカーや床、壁も新しく室内はとても広い
トイレも、どこかのファッションビルかと思う程に綺麗で、そこだけ違う空間のようだった
ふと、いつの間にか周りがざわざわとして、人の気配も感じられることに気付いた
更衣室から廊下に出ると、薄暗かったはずの校舎内の電気が点いていて、誰もいなかった場所が人で溢れ返っている
給食の用意の時間なのか、白い給食着姿の生徒がたくさんいて、カレーの匂いもする
「あれ?ここ、廃校じゃなかったっけ…」
怖くなって、活気があってたくさんの人が行き交う明るい廊下を走りながら、バラバラに動いていた部員たちと合流を急ぐ
一緒に入った女子部員とまずは会い、そのまま走る
ほとんどの人はまるで自分達が見えていないかのように動いている中、暗めのグレーっぽいスーツにロマンスグレーの頭を後ろに流して固めた教頭(教頭っぽいのでそう呼ぶ事にした)が、なぜか追い掛ける様子を見せる
こっちは走っていて、相手は歩いているのにどんどん縮まる距離に焦りながらも辿り着いた昇降口で、ようやく男子3人とも合流
上半分がガラス、下半分は磨りガラスの扉を押して外に出ようとしたと同時、教頭に強く呼び止められた
途端に体が動かなくなり、すぐに戻ったものの恐る恐る振り返る
ゆったりとした動きと、余裕のある表情で教頭は言った
「ここを出る時は、全員に挨拶をしてからこの昇降口から出なさい」
冷静になって考えてみると意味不明な内容なのに、その時はパニックになっていた事もあり、特に疑問に思う事もなく指示に従った
今度はみんなで纏まって、廊下の奥まで走りながら、1階にいる人達にだけ挨拶をしていく
でも何と言えば良いのかわからなかったから
「おつかれ様でした」と「ありがとうございました」と簡単に頭を下げつつ昇降口に急ぎ戻っていく
声を掛けても、相変わらず生徒たちはみんなこちらの事など見えていないようにそれぞれの作業を進めている中、教頭はまだ追いかけてきそうな気配を見せていた
それを振り切って、ほとんど飛び出す勢いで昇降口の扉を押し開け纏まって今度こそ外に飛び出す
肩で息をしながらすぐに振り返って後ろを確認すると、そこはまた無人の建物に戻っていた
急いで離れながら、バクバクと鼓動が治まらない心臓を押さえて先生のいるバーベキュー場に戻ると、迎えにいったはずの部員を連れずに、5人だけで戻ってきたのを不思議そうに見つめられた
“ここはやばい”
今起こったことをみんなで先生に説明していく
脈絡もなく、それぞれが思い付くままに一斉に話ながらも
(こんな嘘みたいな、でまかせのような話を信じてもらえるの?)
そんな気持ちがあった
だけど先生は真剣な表情で聞いてくれて、みんなで話した事も信じてくれた
するとちょうどそこへ、もう1人の女子部員から、乗る予定だった電車に乗り遅れて、まだ今は電車の中だという連絡があった
まだ着いていない事に安心しながら、ここに来ない方がいいんじゃないかとか、今どこら辺なのかとか状況確認をしていると、先程迎えに行くはずだった男子からも連絡が
“通りすがりに見付けた廃校を探検している”
その内容に再び走る緊張感
どうする
どうしよう
取り合えず、電波は届くみたいだから、スマホでそこはやばいと、外への出かたも含めて説明しようと電話を掛けるも繋がらない
なのにメールやLINEは問題なく届く
何か条件があるのかもしれないが、今はわからないので、縺れそうになる指で急いで文章を打っていると、隣のブースに若い男性のグループがやって来た
髪色と髪型、服装やアクセサリーから、ちょっとチャラチャラとした雰囲気のそのグループは、声が大きいので、話している内容が少し離れたこちらにまで聞こえてくる
聞くともなしに聞いていたら、あの廃校を探検してみようという言葉に条件反射のように反応した
さっき入った5人で駆け寄り、あそこは危険な場所なんだと必死で伝えるも、笑い飛ばされてしまう
それどころか面白そうだから確かめてみようと、例の廃校へ向かい始めた
どうにかこうにか止めようとするけれど、高校生と大人の男性の力の差か、全然進むのを止める事が出来ない
そしてとうとう何人かが校舎内へ入ってしまった
本音を言うと、その人達は最悪どうでもいい
でも、中には部員が、友達もいるはず
先程の恐怖が抜け切らず足踏みをしていると、一緒に脱出した女子部員が、不安げな表情ながらも何かを決めたように、「私が探して連れてくる」と言って中に入っていってしまった
中の様子が気になりながらも、「自分も」とすぐに追い掛ける事も出来ない
そこへ、顧問の先生がやって来た
中には弓道部の仲間が2人いるはず
先生も「自分が行く」と言い出したので、中に入るとどうなるか、出る時はどうすればいいかを繰り返し説明し、最後には気を付けてくださいと念押しして送り出した
中の人同士ではスマホが繋がらないようなのに、何故か外と中では繋がるとわかり、自分達が中継役になって、仲間達の合流を助けながら昇降口を見守る
しょうがないので、ついでに連れてこられそうだったら先程の男性グループの人も連れて来いと、そわそわして待っている間に、艶々の長いストレートの黒髪を靡かせて最後の一人が到着した
弓道の実力者である彼女は、佇まいも綺麗で自信が感じられる
そこにいるだけで、なんだか大丈夫そうだという気持ちが僅かながらも湧いてきた
予め廃校の件を伝えていた事もあり、中には入らずそのまま外に残った4人と合流して、みんなで無事を祈りながら待った
しばらくして、先生と部員達が無事に走り出てきて一安心するも、一緒に入ったはずの別グループの男性がまだ出てこない
もう中に入りたくないし、次入ったとして出られるかわからない
ここはもう大人に、警察とかそういうものに任せよう
警察を呼ぶとしても、ありのまま話して信じてくれるかどうか…
なら廃校云々は一先ず伏せて、来るだけ来てもらってから説明する?
だけどそれじゃあ一人か二人しか来ないかもしれない
少人数じゃ心許ない
早くしないと中に入った人がどうなるかわからないし、見ず知らずの人とは言え心配だよ
その後、誰がどう説明したのか、機動隊含めて大勢の警察官がやって来て、半信半疑ではあるだろうが真剣に話を聞いてくれた
さあ中に踏み込もう!
…と、話がどんどん大きくなっていくあたりで目が覚めました
若干の消化不良感よりも、あの世界の続きを見なくてすんだ安心感の方が強い(-ω-)
たまーに、長い上に内容も鮮明に覚えている夢を見るのです
書き出しているうちに、怖さも薄れていった良かった(´`)
今度こそ、空飛んだりもふもふに囲まれる楽しい夢を見たい!