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206話の補足として

いつも国以下略をご愛顧頂きありがとうございます。

今回は出来事と人物の補足です。

史実では1558年8月に播磨赤松宗家当主 赤松 晴政の追放が起こります。その際に浦上 政宗や小寺家が中心となって新当主 赤松 義祐を後見しました。追放された赤松 晴政は龍野赤松家を頼ります。本作では赤松 晴政派閥の龍野赤松家が滅亡した事でクーデターが早まったと設定しました。

黒田 孝高 ─ 幼名 小寺 万吉。豊臣 秀吉の参謀と評された人物。若い頃は和歌に傾倒していたが、それを学問の師に咎められて兵法書を読みふけるようになった言われている。文化人、知識人的な側面を持つ。早くから織田 信長を評価しており、主君・小寺 政職に臣従を進言する。その傍ら単身岐阜城に乗り込み織田 信長と謁見した。人格的には清廉で、主君を立てる忠臣的なエピソードが多いものの、何故か腹黒なイメージが定着している。

個人的には成人していない黒田 孝高を単独で主人公と対峙させるのは変ではないかと感じたのですが、エピソードを照らし合わせると、その行動力の高さから直接阿波に乗り込んでくる方が自然だと感じて206話を作りました。

弟子云々に付いては、兵法を学んで周りの大人を唸らせる知恵を身に付けたというのに主人公の足元にも及ばなかったという点から、若者にありがちな妄信状態になってもおかしくないという考えからです。

若いエリート程、詐欺に引っ掛かり易いと言いますし(笑)。

いつも通りマニアックなネタですが、少しでも面白かったなら幸いです。

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