おかげさまで現在、執筆中の「彼女が『ネトラレ』たので『ネトリ』かえす物語」が好評をいただいております。
読者の方には、この場をかりて感謝の意を述べたく思います。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
そして、その執筆中に、ふと、我にかえった出来事があったのですが──
「当たり前のように『⚫︎ックス』やら『交尾』やら『ホテル』とか書いてるけど、登場人物『高校生』で大丈夫か?」
──と、いうことに思い至りました。
そうです。今日の話題は『小説における性描写と、登場人物の年齢について』です。この手の話題が本気で苦手だという方もおられると思いますので、そういう方は、どうかブラウザバックをなさってください……では続けます。
私個人としては全然、拒否感がないんですよ。小説においてどんな年齢が性行為をしようが(あくまでもフィクションの中での話だということを強く主張しておきます)。
いつかどこかで話したことがあったかと思うのですが、私が最初に小説に触れたのは時代小説でして、当たり前のように『十五、六歳の少女(あえての少女呼び、作中では成人した女性扱い)が上様の目にとまって、その日の閨(ねや)に呼ばれる』みたいな話ありましたし(ちなみにその少女と想いを通わせていた若旦那もいましたYO☆)。そんな話を未就学児の頃に読んでます。
そういうこともあって「小説にエッチな描写するとは何事か!?』みたいなことは全然、思いません。官能小説のように、読者に性的な興奮を想起させることを目的としてない限りは、ジャンジャン青少年も読めばいいと思っています。
しかし、私の小説を読んで「ああ、高校生でそういう行為は普通にやっていいんだぁ」と思われるのはまた別の話。不純異性交友を推奨したいわけではない。あくまでも未熟さゆえの過ちなんかを表現したい。現代ラブコメはこういうところが扱いにくい。
でも実際にどうなんでしょう?
現代ラブコメで、未成年が性行為をする表現は許容されるのか否か?
カクヨムガイドラインを見る限りには『法律違反を推奨する意図はありませんよ』って但し書きをすれば、それでいける気もする。
おそらく、web小説で素人が公開する分には全然、許容されているのでしょう。ですが、世間一般に刊行されているものは多分ダメな気がする。
いつだったかカクヨムコンで『彼女がNTRたからソイツの彼女をNTR』みたいな物語(すいません、題名覚えてない)が受賞されてましたが、あれも登場人物は大学生でしたし。多くのライトノベルがコミカライズされているのを見ても、そういう行為が描写されているのは『大学生』か『異世界』かしかない気がする。
うーん……となれば、『高校生』は無理。万全を期して私も登場人物を『大学生』にするかと思ったんですが、めんどうくさ……いえ、私になりに理由があって『高校生』を登場人物にしたのです。
仕方ないので以下の但し書きを小説の冒頭に記載しました。
『本作に登場する人物は全て十八歳以上です』
これで安心ですね。ふー良かった良かった。それじゃあ小説の続きを書くために、一度これまで書いた話を読み直すとしましょう。
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「こいつらが十八歳以上なんてありえん!(特にヒロイン!!)」
どうにも納得できなかったので、徹底的に書き直しました。年齢を推察できるような描写は全て削除。『高校生』は『学生』に『高校』は『学園』に置換しました。
つまり登場人物は全員、年齢不詳です。
たとえ制服をきて、授業を受けて、スクールライフを満喫していたとしても年齢不詳です。
読者の皆様においては、ご納得いただくようお願いいたしますね(圧)
そんなこんなをしていた、せっかくの日曜日でした。
はい、小説の続きは一文字も書いてません。