たまには息抜きに、無駄な文章を書いてみます。
新作の執筆作業をしつつ、ふと思ったのですが……私は『押しかけ女房』タイプのヒロインって書いたことがないな、と。
押しかけ女房といえば、昔からあるヒロインの形です。パッと思い浮かんだのは高橋留美子先生作品のラムちゃんとかシャンプーとか。あとは、遠く古典で例をあげるのであれば『鶴女房(鶴の恩返し)』とかが該当するでしょうか。
ヒロインから強引に好意をよせられて、なし崩し的に結び合う恋愛。そういった物語はやっぱり読者人気が高いように感じます。カクヨム内のラブコメ作品を拝見していても、多く見つけることができますし、単純に嬉しいですからね。主人公への感情移入ができていれば『好きです。結婚して』なんてセリフがあるたびに脳汁ドバドバでることでしょう。
人気が出るのも頷ける話ではあるのですが──筆者はこれまでそういった物語を書いたことがありません。
どうしてか
……いや、ほんと。どうしてなんでしょうね。
特段にこだわりがあるわけではないので、人気があるとわかってりゃドンドン投入すればいいわけなんですが、食指が動かない。
考えてみたら私がラブコメ書いたなら、主人公の方がヒロインに対して『好き好き』言ってることの方が多い。無自覚に好みがあったようです。どうも私は『愛されるよりも愛したい』人間だったみたい。
ヒロインを追いかける話がいいのか、追いかけられる話がいいのか。女性読者であればヒーローから迫られる話がいいのか、迫る方が楽しいのか──
読者の皆さんは、どういったラブコメがお好きなんでしょうか?